北海道新幹線が、2016年3月に開業する前のこと。
青森~函館の間で、特急白鳥・スーパー白鳥が青函トンネルを経由して本州と北海道を結んでいました。
18きっぷを利用して北海道に上陸するには、青函トンネルの区間は普通列車が走っていないので、かつては特例として蟹田~木古内の区間に限り、特急白鳥・スーパー白鳥に乗車することができました。
ところが、北海道新幹線が開業することで、特急白鳥・スーパー白鳥は廃止されることになりました。自称・乗り鉄としては、何としてでも廃止前に馳せ参じなければならない。そのように思い立ったのです。
まずは、東北新幹線で盛岡までやってきました。
花輪線は、盛岡駅ではIGRいわて銀河鉄道のホームから発着します。JRからは改札を出て少し離れたところにありました。
盛岡927発の大館行きに乗車します。
18きっぷを使う場合には、盛岡から好摩までの区間はIGRいわて銀河鉄道線となっているので、別に乗車券を買う必要があります。
この路線は八幡平のあたりを突っ切ります。3月はまだまだ寒そうだ。
2時間くらいの乗車で、ようやく路線名ともなっている鹿角花輪に到着。だんだんと街めいてきた。
さらに1時間程度乗車して、終点の大館に12時26分に到着。
大館はどうやら秋田犬が有名なようです。
大館駅の名物駅弁といえば、やっぱり「鶏めし」ですね。
駅の向かいの花善さんで作っていて、その場で販売していました。
新青森駅は、もうお別れムードが漂ってますね。これは、何かしらのメッセージを書いていかなければ。
18きっぷを使っておきながら、新青森から函館まで通しで乗りたくて、指定席特急券を買ってしまいました。
15時39分発のスーパー白鳥19号。これに乗ります。
そして、お待ちかねのご対面です。
車内の様子。もう少し乗車客が多いのかと思いきや、それほどでもなかったです。
青森を出発後は、函館まであっという間でした。
とはいえ、特急スーパー白鳥の車内の電光掲示板はなかなかユニークで面白かったです。
青函トンネルの前には、複数のトンネルを通過しますが、電光掲示板にはトンネルごとに名前を表示してくれ、どこのトンネルを通っているか知らせてくれます(そのたびごとに、まだ青函トンネルじゃないのかよ、という気持ちなります。)。
青函トンネルはいつ来るのかと気をもんでいると、電光掲示板には「次が青函トンネル」との表示がされました。期待感をあおってきますねえ。
そして、ついに青函トンネルに入ると、「青函トンネルに入りました!!」と赤い文字で興奮気味に伝えてくれます。電光掲示板が一緒に気分を盛り上げてくれます。
そんなこんなで、函館に17時55分に到着しました。
駅前のイルミネーションがきれいです。
せっかく函館まで来たので、函館山にのぼってきました。
夜景が非常に美しいことで有名な場所ですが、
この日は、ずいぶんとモヤモヤしておりました。
明日は、函館から本州に引き返します。
(続く)
(2016.3.19乗車)
東 京 632発
│ 東北新幹線
盛 岡 845着/927発
大 館 1226着/1336発
│ 奥羽本線
弘 前 1419着/1425発
│ 奥羽本線
新青森 1507着/1539発
函 館 1755着