四国を２泊３日で１８きっぷを使って一周する列車旅の２日目、後編です。
前回記事では、宇和島を出発して予土線に乗車して、窪川で土讃線に乗り換えて高知までやってきました。
本記事では、高知駅から出発して土讃線で阿波池田まで乗車して、そこから徳島線に乗り換えて徳島を目指すこととします。また、徳島からはこの機会に鳴門線も乗りつぶします。
四国一周２日目の列車の乗り継ぎ
（１）宇和島6:04発→窪川8:09着【予土線】
（２）窪川9:07発→高知10:59着【土讃線】
ーーーーーーーー高知で観光ーーーーーーーーーー
［ここから下が本記事の行程です。］
（３）高知13:43発→阿波池田16:32着【土讃線】
（４）阿波池田16:54発→徳島18:50着【徳島線】
（５）徳島19:08発→鳴門19:47着【鳴門線】
（６）鳴門20:09発→徳島20:52着【鳴門線】
※2017年3月20日時点の時刻表によります
高知駅→阿波池田駅
高知を短い時間ではありましたが観光し終えて、再び列車の旅へと戻ります。
高知駅を13時43分発の土讃線・琴平行きの列車に乗車します。
土讃線はしばらくは高知市や南国市の街のなかを走っていきます。土佐山田駅を出たあたりから、四国山地の方へと向かって走り、一気にローカル線らしさが増してきます。
途中の新改駅は今ではめずらしいスイッチバック駅となっています。また、この駅であわせて特急列車の待ち合わせも行っています。これぞ山奥の秘境駅のような雰囲気が出ています。
そして列車はしばらく山間の線路を走り、渓谷が美しい景勝地である大歩危、小歩危にやってきます。大歩危駅のホームには「祖谷のかずら橋」のミニチュアも設置されていました。
高知駅を出発して約３時間、阿波池田駅に到着です。四国山地を抜けて行く土讃線のディーゼル列車はなかなか魅力的でした。
乗り換えまでの少し時間がありますので、阿波池田駅前を少しだけぶらぶらします。アーケードのレトロな雰囲気の商店街はいろいろなお店が並んでいますが、静かでどこか寂しげな感じもあります。
阿波池田駅→徳島駅
阿波池田駅からは徳島線へ入る列車に乗車して、徳島駅へと向かいます。
ちなみに、土佐線と徳島線の接続駅は、阿波池田のとなりの佃駅となっています。佃駅では、高知方面へ向かう土讃線の列車と徳島方面へと向かう徳島線の列車が接続（乗り換え時間１分）していることもあります。
徳島線は「よしの川ブルーライン」という愛称がつけられており、おおむね吉野川に沿って走っています。
車窓から吉野川が見えるのだろうかと期待をしていましたが、線路は吉野川にそれほど近いところを通っているわけでもなく、ほとんど川の流れが見えなかったように思います。
徳島線では穴吹駅を発着する列車も多く設定されています。たしかに穴吹駅から先は高校生を中心に乗り降りも多くなってきて通学等の生活路線として使われているという様相が強くなってきました。
日は落ちて外は真っ暗になってしまいましたが、阿波池田から２時間程度の乗車で徳島駅へ到着です。
徳島駅⇔鳴門駅
徳島駅に到着してもう休みたいですが、鳴門駅まではそれほどかからずに着きますので、この機会に鳴門線も乗りつぶしておきます。
午後７時くらいの時間帯で、徳島から鳴門へと戻る人が多いのでしょうか、座れないほどではないですが意外とにぎわっています。
鳴門の渦潮を見てみたいですが、さすがにこの時間では無理でしょう。観光は今度の機会にすることにします。
徳島駅から４０分程度の乗車で鳴門駅に到着です。
駅前にはゆるキャラの石像が立っています。「うずしおくん」と「うずひめちゃん」というようです。今日はもう帰っちゃうけど、次こそは渦潮を見に来ますね。
折り返しの列車で徳島へと戻り、この日の列車の旅はおしまいです。１日目に続いて、２日目もなかなかの長旅でした。しっかりと休みましょう。
以上、四国一周１８きっぷの旅２日目をお送りいたしました。
次回はいよいよ最終日の３日目です。まずは徳島駅から出発して牟岐線と阿佐海岸鉄道を乗車するスケジュールです。
