北海道一周の旅の5日目です。この日は、前日に泊まっていた旭川から出発する。
前日のことはこちらをご参照ください。
本記事での列車の乗り継ぎ
(1)旭川 539発→富良野708着(富良野線 721D)
(2)富良野 720発→東鹿越805着(根室本線 2421D)
(3)東鹿越 809発→新得911着(根室本線・代行バス)
(4)新得1049発→東鹿越1159着(根室本線・代行バス)
(5)東鹿越 1209発→滝川1357着(根室本線 2430D)
今回は富良野線と根室本線の滝川~新得を乗車します。
旭川から富良野へ
まずは富良野線を乗ります。旭川5時39分の富良野行きに乗車する。
始発列車の朝は早いですね。もうちょっと寝ていたかった。
ミサイルで列車が止まる
時刻が6時をまわった頃、美瑛あたりで急に列車が止まってしまいました。自分の携帯からも聞いたことないアラーム音が鳴っています。
何事かと思っていると、車内アナウンスで「北朝鮮からミサイルが発射されたので、一時運行を停止します」とのことでした。
早起きも得することばかりではないようです。
運転再開して富良野に到着
幸いなことに10分程度すると列車は運転を再開した。上富良野、中富良野と地名に富良野が入って来て、登校する高校生らがぽつぽつと乗車して来ます。話題はやはりミサイルが飛んできたことのようです。
定刻の7時8分より少し遅れて富良野駅に到着しました。
東鹿越から代行バスへ乗り継ぐ
ここで根室本線に乗り換えて、東鹿越行きの列車に乗車します。
ボックス席の向かいに中学生くらいの女の子が座ってきたが、どうやら旭川に行くとようです。この列車じゃなくてあっちのホームの列車だと教えると、慌てて走って行って何とか間に合ったようでした。いやいや危ないところでした
根室本線は、平成28年の台風の影響によって、東鹿越~新得の区間が不通となり、代行バスでの運転となっています。
東鹿越に到着すると代行バスへと乗り換えます。
乗客はほとんど高校生です。同じ高校に通っているのでしょう。一斉に代行バスへと乗り込みます。
旅行客は少し場違いだったでしょうか、高校生の修学旅行に紛れ込んだかのような不思議な気分です。
幾寅駅のあたりで高校生たちが全員降りた後、代行バスに残されたのは鉄道ファンと思しき3人だけとなりました。新得へと向かって狩勝峠を越えてゆきます。このあたりを昔走っていた根室本線は三大車窓に数えられています。
新得に到着しました
今回の旅で2回目の新得に到着です。ちなみに1回目は3日前に石勝線で新夕張方面からやってきました。
帰りの代行バスまで時間があるので、新得駅から北の方角に向かって10分ほど歩いて、SL広場までやってきた。ここでは、蒸気機関車が静態保全されている。
なお、ここからさらに旧狩勝線の線路跡が歩道になっているようであるが、さすがにそこまでの時間はないので、引き返します。
帰りの代行バスに乗車
再度、代行バスに乗車して、来た道を戻って東鹿越に向かいます。
よく見るとバスの前面に「列車代行様」と表示がされていて、ちょっと笑ってしまいそうになります。
途中の落合駅で15分ほどの待ち時間があり、代行バスの運転手さんがどうぞご自由に駅舎を見てくださいと言うので、遠慮なく駅を見させてもらいました。
列車が通らなくなった線路には、背の高い草がそこかしこに生えてきており、まったく手つかずであることがうかがわれます。このまま放置して廃線になってしまうのでしょうか...
東鹿越から滝川へ向かいます
東鹿越で代行バスを降り、滝川行きの列車に乗車します。
列車が出発して程なくして車窓から見える、かなやま湖が印象的です。
富良野を過ぎて、のどかな景色が続いていきます。
終着の滝川には13時57分に到着しました。
滝川からは特急ライラックに乗りかえて、岩見沢まで向かいます。
これで根室本線も一応は完乗したが、願わくば東鹿越~新得が復旧した後にもう一度乗車したいものです。
さて、次は、岩見沢から、室蘭本線と石勝線の未乗区間を乗車します。