前回までは羽衣線、和歌山市駅、和田岬線と関西の支線をまわってきましたが、今回は西へ移動して、山口県の小野田線を乗車します。
小野田線自体が山陽線の支線のような雰囲気もありますが、今回の目的は、その小野田線の支線の乗車です。
小野田支線の終点の長門本山には1日に7時台2本、18時台1本の計3本しか列車が来ませんので、乗車はかなり困難です。
今回はできれば明るいうちの7時台のほうに乗車したく(冬の18時台はさすがに暗いの。)、前日に宇部新川に宿泊しました。
車両は123系の1両編成。瀬戸内をイメージしたなどと言われる真っ黄色。
乗客は5~6名程度。年末で学校も会社も休みだろうし、ほとんど鉄道ファンしか乗っていないのではなかろうか。
列車は定刻どおりに発車。明るいうちに乗りたいという希望に反して、外はまだ暗く、雨まで降ってきました。
居能からは宇部線と別れて左方向へとカーブして、小野田線へと入ります。
2駅先の雀田にて、小野田方面からやってくる列車との待ち合わせをします。
小野田方面からは5名ほど鉄道ファンらしき人々が乗ってきて、一同は長門本山を目指します。
7時04分に長門本山に到着。
線路はここで行き止まり。
簡単な駅舎ではあるが、屋根があるので雨の日はうれしい。
時刻表には数字が3つしかない。余白を使ってお知らせを貼ることもできます。
折り返しの列車で帰るのもなんだかもったいないので、7時36分の次の列車を待つことにします。
特にすることもないので、駅の周辺をぶらぶら。
駅前にはバス停とポストがぽつんと立っています。
駅の近くは住宅街のようです。列車を使う人はほとんどいないのかもしれませんが。
しばらく歩くと住宅の合間から海が見えます。ソーラーパネルがずらっと設置されていました。
時間になったので駅に戻ってきました。7時36分発の宇部新川行きが到着です。
ぱらぱらと乗客が降りてきましたが、おそらく来た列車でそのまま戻るのだろうと思います。
雀田まで戻り、7時45分発の小野田行きの列車に乗り換えます。
列車は小野田港の工場地帯を走り抜け、目出駅で有帆川の傍へ出ます。
終点の小野田に8時03分に到着しました。
今回は難関の小野田線に無事乗車することができました。
1日3本しかありませんので、この路線に乗ること自体を目的に予定を組まなければ、乗車はなかなか難しいかもしれません。
(終)