前回の記事で訪れた潮駅から、18時28分発の浜原行きに乗車して、江津方面へと向かいます。
さすがに、この時間帯ともなれば昼に比べて乗客は減ってきます。とはいえ、ざっと見て20人くらいは乗っており、これまでの三江線の乗車率とは比較にならないです。
浜原のイルミネーション
終点の浜原駅に18時39分に到着しました。
石見神楽のラッピング車両ともここでお別れです。
次の江津行きの出発するまで少し時間があるので、駅の外に出てみました。
この日の浜原駅は、どういうわけか、ピンク色にあやしく照らされておりました。
と思ったら、正体は駅前のイルミネーションのようです。どうやら桜の木に電飾をしているみたいです。
桜の開花はまだですが、ここでは夜桜を楽しむことができますね。
19時03分の江津行きに乗車します。江津まで行く最終列車です。
乗客は先ほどの列車とほぼ同じメンツのようです。
石見川本で萌えキャラがお出迎え
浜原を出発して40分ほど乗車して、石見川本に到着しました。
反対列車の行き違いがあるので、30分ほど停車します。ここでも、ささやかなイルミネーションが楽しめます。三江線とのお別れを名残惜しんでいるようです。
しばらくすると、地元の商工会の方々がやってきて、おもむろに駅の待合室から、何かを抱えて持ってきました。
三江線PRキャラクターの石見みえちゃんでした。なかなか気合が入ったパネルです。三江線引退までの日数を毎日カウントダウンしているようです。
午後8時をまわっているという遅い時間にもかかわらず、商工会の方が、記念にパネルとっしょに写真はいかがですか?と呼びかけてくれます。
ローカル線の旅で萌えキャラと記念撮影とは想像していませんでしたが、こういうのも乗り納めの醍醐味(?)のひとつですよね。
発車時刻となり、商工会や商店街の方々のお見送りで石見川本を後にします。列車の中からは皆一同に手を振り返して、別れを告げました。
長かった三次から江津までの道のりも終わり
21時27分に江津駅へ到着して、長かった三次から江津までの道のりもおしまいです。
三江線は、制限速度が30km/h程度の箇所も多く、あまりスピードが出ません。その反面として、のんびりとしたローカル線の雰囲気を楽しめるともいえます。
列車から乗客が全員降りて、今回はじめてガラガラの車内を見ました。廃線前ということで、2015年に乗車した時とは比べようのない乗車率でした。
次の日は、江津から始発列車で出発して三次まで乗りとおすことにします。これが本当に最後の三江線の乗り納めになります。
(続く)