ホリデー快速「ビューやまなし」は、中央本線の新宿~小淵沢の間を臨時で土休日に1日1往復運転している快速列車です。
何と言っても快速列車なので、普通車は乗車券の料金しかかかりません(普通車指定席には指定席券(520円)が別途必要です)。特急列車の「あずさ」や「かいじ」と比べれば、安い料金で乗車することができるので、山梨方面へ長距離の移動をする際には重宝します。
常時運行しているわけではありません
「ビューやまなし」は、「ホリデー快速」と名の付いているとおり、基本的に土曜日・日曜日・祝日の運転となっています。
また、例年3月中頃から11月中頃までの運転となっています(時にこの期間の土休日でも運転していない日があります)。冬季には運行していませんのでご注意ください。
時刻表
「ビューやまなし」の時刻表は、以下のとおりです。(2018年4月現在)
ホリデー快速ビューやまなしの座席
「ビューやまなし」は215系車両の10両編成で運転しています。全車ダブルデッカー車(2階建て車両)で、1階席と2階席があり(ただし1号車と10号車には1階席はありません)、2階層になっていない平屋席も若干あります。
座席は、普通車がボックス席で(上の写真のものです)、グリーン車がリクライニングシートです。
やはり見晴らしが良い2階席が人気のようで、車窓からの景色を楽しみながら旅ができます。
座席の種類は3つ
座席の種類は号車ごとに分かれており、次のとおり3種類あります。
・普通車自由席(1-3号車、8-10号車)
・普通車指定席(6・7号車)
・グリーン車指定席(4・5号車)
このうち普通車自由席は、乗車券のみで乗ることができます。普通車指定席は、乗車券に加えて指定席券(520円)が必要となり、グリーン車指定席は、乗車券に加えてグリーン券が必要となります。
シーズンによっては始発駅から行列ができるくらいですので、特に2階席で確実に座席を確保するのであれば、普通車指定席またはグリーン車を取っておくか、始発駅で早めに並んでおくのが無難だと思います。
普通車の座席の配置に注意
「ビューやまなし」の普通車自由席と普通車指定席は、リクライニングや回転のできない固定のボックス席となっており*1、ボックスごとに共通の数字が振られていますが、1階・2階建て部分に加えて若干の平屋席もあり、座席番号の振り方が独特となっています。
したがって、普通車の指定席をあらかじめ取る場合には、座席番号が少しイレギュラーになってきます。
普通車指定席の車両の座席配置は、次のようになっているようです。同じ数字がひとつのボックス席です。*2
普通車指定席で、進行方向を向いて、かつ、窓側となると、小淵沢方面の下り列車ではD席、新宿方面の上り列車ではA席となります。
2人分を取る場合は、A席とD席を取ると窓側で対面で座ることができます。
青春18きっぷでも乗車可能
「ビューやまなし」は快速列車という扱いですので、18きっぷで乗車することができます。普通車自由席はもちろんのこと、普通車指定席も別途指定券を購入すれば乗車することができますので、非常におすすめです。
ただし、グリーン車指定席は18きっぷでは乗車することができません。
「ビューやまなし」を利用すれば、勝沼へぶどう狩りに出かけたり、小淵沢で小海線に乗り換えて清里高原へ出かけたりと、山梨方面への旅行がお得に楽しめるのではないかと思います。