今回は山梨県北杜市にある増富温泉の日帰り入浴施設「増富の湯」へ行ってきました。
増富温泉は東京から日帰りも可能なアクセスであり、気軽にラジウム温泉を楽しむことができます。
韮崎駅からバスでアクセス
増富温泉へ行くには、JR中央本線の韮崎駅からバスが出ています。「あずさ」などの特急列車も一部停車する比較的便利な駅です。
韮崎駅前のロータリーから増富温泉方面のバスが出ており、2番のりばから発車します。
バスの系統は2つあり、増富温泉峡線(山交タウンコーチ)と茅ヶ岳みずがき田園バス(山梨峡北交通)が走っています。
いずれも所要時間1時間程度で増富温泉に着きますが、運行ルートや停留所、運賃に若干の差があります。
山交タウンコーチ・増富温泉峡線は、韮崎駅から終点「増富温泉郷」まで運賃1,230円で乗車できます。ただし、今回訪れる「増富の湯」からは若干離れた停留所にバスが止まります。
「増富温泉郷」バス停は、土産品店『かもしか』のお店の駐車場にありますので、ここから「増富の湯」までは少し歩きます。*1
②茅ヶ岳みずがき田園バス
茅ヶ岳みずがき田園バスのほうは、「増富の湯」の目の前のバス停に停車してくれます。韮崎駅から「増富の湯」までの運賃は1,340円です。
こちらのバスは、増富温泉から先のみずがき山荘まで運行しているものが大半で、登山へ行く方もこのバスを利用するようです。
増富の湯にやってきました!
韮崎駅からバスで1時間ほどで、「増富の湯」に到着しました。外観は瓦葺の木造の風格ある建物で、ちょっとした庭もあります。
玄関をくぐると、岩石に生命力を高める増富の自然力と書かれています。何だかパワーがもらえそうな雰囲気がただよっております。
下足箱に靴をあずけて、受付で入浴料を払っていざ入湯です。館内は結構にぎわっており人気があることがうかがわれます。
「やませみの湯」と「おこじょの湯」があり、日ごとに男湯と女湯を入れ替えているようです。
浴室には、温度が異なる4つの浴槽があります。25℃・30℃・35℃・37℃の温度がありますので、好みの浴槽に浸かるとよいと思います。お湯は茶色に濁っていて、成分がいろいろと入っていそうな濃いめな感じです。
一般的な温泉と比べれば温度は低めに感じられると思います。しかし、ぬるめのお湯が心地よく、ずっと入っていられるのです。30分くらいはあっという間ではないでしょうか。ついつい長湯してしまいます。
畳敷きの休憩室もあるので、温泉から出た後は横になってゆっくり休むことができます。もっとも、競争率が高そうであり、場所を確保するのはなかなか大変かもしれません。
増富の湯は食堂もおすすめ
「増富の湯」には食堂がついています。温泉にゆっくり浸かったあとにランチができるのです。
今回は、「天ざるそば」を注文いたしました。そばは喉ごしが良くて、なかなか本格的です。天ぷらはすべて山菜で、いかにも身体によさそうです。
愛想のよい店員さんが、天ぷらに使われている食材の説明をしてくれました。ギシギシ、赤しそ、モロッコインゲン、ヨモギ、なす、カボチャなど野菜づくしです。
かなりヘルシーな食事ではありますが、そこそこボリュームもありました。ほかにも単品料理やデザート、アルコールもありましたので、足りなければいろいろと注文できそうです。
今回の「増富の湯」の訪問は、温泉も食事も良くて総じて満足でした。
日帰り旅行には「ビューやまなし」も
増富温泉へ休日の日帰り旅行であれば、韮崎駅にはホリデー快速「ビューやまなし」が停車しますので、この列車も利用できます。
「ビューやまなし」は快速列車ですので、特急料金なしで乗車することができます。なお、常時運行しているわけではないので、運転日はあらかじめチェックしておいたほうがよいと思います。
ホリデー快速「ビューやまなし」については、下記の記事もご参照ください。
norihoudai.hatenablog.jp