アルペンルートの最高地点・室堂へ到着です。
前回までに、長野県側からアルペンルートに入り黒部ダムや大観峰を経て、室堂行きの立山トンネルトロリーバスへ乗車しました。
今回は、ようやくアルペンルートの最高地点である室堂へ到着です。みくりが池のまわりをぐるっと一周散策したいと思います。
室堂 10時25分着
立山トンネルトロリーバスに乗車して室堂に到着しました。ここ室堂は、アルペンルートの最高地点で標高2450mに位置しています。
登山でこの高さを上ってくるのは大変なんてものではないでしょう。観光気分でも来ることができるのが、アルペンルートならではですね。
早めに昼食をとっておくことに
室堂の駅内はお土産屋さんはもちろんのこと、レストランや喫茶店もあってターミナルとして充実しています。
もっとも、長野側からやって来た人も富山側からやって来た人も入り乱れて、人でごった返しています。
お昼時になればレストランは相当に混雑するのではないかと懸念されたので、早めに昼食をとることにします。
駅の2階にある「レストラン立山」に入ります。白海老など富山県らしいメニューもそろっています。
といっておきながら、私のオーダーはカレーです。山といえばカレーを食べるという、よくわからない固定観念があります。むかし小学生のときに「山の学習」という課外授業でカレーを作るというのがあったのですが、その影響なのでしょうか。
みくりが池周回コースへ
それでは室堂の観光名所であるみくりが池を目指して散策スタートです。本格的な登山というわけではなく、整備されている遊歩道を歩いてまわることができるので安心です。
青く抜けた空をバックに山々を見渡すことができる爽快な景色が広がります。こういう場所から山を見るというのは、これまでには全くない経験で早くもテンションがあがります。
数分程歩くと、みくりが池が見えてきます。青々とした池が背後の山と合わさって美しい自然の景色です。ここから時計回りに池のまわりを歩いていきます。
いかに整備された道とはいえ、相当な高所であるので平地と比べると体力の減りが早くバテやすいです。ちょっとずつ休憩しながら進むほうがいいですね。
ところどころにベンチが置いてあるので、休憩にはちょうどよいです。そして、景色も抜群によいです。急がずにゆっくりと景色を楽しみながら歩くのが良さそうです。
雷鳥沢の方向も少しだけ行ってみる
みくりが池を半周したところで、雷鳥沢方面への道と分岐しています。時間もあるので、そちらの方向へも少し行ってみます。
こちらの道は、観光というよりも本気の登山というような装備をした方々とすれ違います。
この赤茶色をしているように見える水たまりは、血の池といわれています。酸化鉄を多く含んでいることから、こうした色に見えるようです。
登山をする人は、この先もどんどん登っていくのでしょう。きっと楽な道ではないのでしょうけど、そこに辿りついた人だけ見える景色が待っているのだと思います。
みくりが池の周回も終盤へ
さて、ルートをみくりが池の周回へと戻して進んでいきます。今度は左側にもう一つの池が見えてきます。名前は似ていますが、こちらはみどりが池です。
途中にあった山荘のベンチで休んで再度出発です。向こうに室堂のターミナルが見えてきました。あともうちょっと一周も終わりです。
1時間強をかけて、ぐるっと一周終了です。室堂のターミナルの前の石碑まで戻ってきました。ここでは写真のシャッタサービスもあって観光記念には打ってつけですね。
室堂の観光に時間をとっておいて良かった
室堂の観光には、昼食を含めて2時間半ほどの時間をとっていましたが、これくらいの時間があればひと通りは楽しめるという感じでした。
立山の雄大な自然が間近に感じられ、素晴らしい眺望を堪能することができたように思います。
次回は、室堂からアルペンルートを富山側へと下りていきます。