野岩鉄道・中三依温泉駅で途中下車
今回は野岩鉄道の中三依温泉駅で途中下車して、紅葉を求めてぶらぶら歩きまわります。ここに来るまで、日光やら龍王峡やらメジャーな紅葉スポットはいくつかありました。しかし、もう少しマイナーで静かなところへ行ってみたかったのです。
無人駅にはほかに誰もおらず静まりかえっています。駅前では大きなイチョウの木が出迎えてくれます。鮮やかな黄色に紅葉していました。
川の上流方向へ、歩きます。
駅前から少し歩いて大通りの会津西街道(国道121号線)に出て、ぶら歩きのスタートです。男鹿川の上流のほうを見ると、早くも色づいた山が見えてきます。これは期待ができそうです。
もっと川の上流のほうへ向かって歩いていきましょう。大通りから分かれる細い道を進んでいきます。
川沿いの道を歩いていきますが、ぽつりぽつりと民家があるだけで特に誰とすれ違うこともありません。時折り、後ろから自動車がやって来ては通り過ぎて行きます。どこだか忘れましたが、少し遠いところのナンバープレートもあった気がします。紅葉を探してドライブでしょうか。
自動車のスピードはうらやましい限りですが、歩きの良いところはマイペースに道端の紅葉をめでることができるところではないでしょうか。あまり急がずにゆっくりと行きたい気分なのです。
中三依温泉駅から30分程歩いて、途中にあった神社を通り過ぎてさらに上流のほうへとやってきました。川のせせらぎのほとりに紅葉を楽しむことができます。人っ子一人おらず独り占めです。
白龍渓へとやって来ました
中三依温泉駅からずいぶんと歩き通して、「白龍渓」と案内がされた場所へと到着しました。川の近くまで行くことができそうなので、足元に注意しながら下りてみます。
渓流の流れに紅葉と、長い距離を歩いた甲斐があります。そして、ほかに誰もいない静かな時間です。都会の喧騒から離れて、観光地の喧騒からも離れて、こういうのを求めていたような気がします。
散々と歩いた後に温泉があるとは
さて、中三依温泉の駅前へと戻ってきました。かなり歩いたので疲れてしまいました。しかし、ここの駅名に「温泉」が入っているのは伊達ではありません。ちゃんと温泉はあります。しかも駅から徒歩3分ほどの抜群のアクセスです。
それが、こちらの「男鹿の湯」です。日帰り温泉だけにとどまらず、宿泊棟ケビンあり、キャンプ場あり、バーベキュー場あり、そば打ち体験ありなど、あれやこれやが取り揃えられているようです。
今回は時間の都合により日帰り入浴ですが、こじんまりとした内湯とぬるめの湯に、ほっとした気分になります。建物内は清潔そのもので、手作り感がありながらも非常にお洒落な空間となっています。
引き続き野岩鉄道へ
中三依温泉駅を後にして、引き続き野岩鉄道へ乗車します。ここはもっと時間をかけて、ゆっくりすることもできる駅であるように思います。その気になれば、都心から特急列車1本で来ることを思えば、少し驚きでもあります。
次回は、野岩鉄道から会津鉄道へと乗り継いで、引き続き会津方面へ向かいたいと思います。(続く)
今週のお題「紅葉」