もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

きらきらうえつ引退へ...その前に乗っておきたい!

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 2019年9月末での引退が既に発表されている、羽越本線の快速列車「きらきらうえつ」。

 今さらながら、引退は惜しいという気持ちにさせられてしまいます。青春18きっぷでも指定席券があれば乗車できる、この上ないお得な列車でもあります。

 本記事ではきらきらうえつについて、今さらながら、その魅力をお伝えしたいと思います。

 

前に乗ったのはもう3年以上前のことじゃな。

また乗りに行けばいいんじゃない?

 行こう行こう!

 

きらきらうえつの概要

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 まずは、きらきらうえつの運転区間や運行時刻、車内設備といった基本情報についてです。

運転区間・運行時刻

 基本的には、下記運行時刻で新潟から酒田までの区間を走っています(上のきっぷの写真は昔のものですので、現在と運行時刻が少し違います)。

 (下り)新潟10時11分発 → 酒田12時51分着

 (上り)酒田16時10分発 → 新潟18時31分着

 

 運転日は、金曜日(1月第3週~2月末まで除く)・土曜日・日曜日・祝日が中心ですが、これ以外の日も運行していることがあります。また、秋田までの延長ダイヤが組まれるなど、運行区間も変更されることがあります。詳しくはJR東日本のホームページをご確認ください。

 なお、新潟から新発田までは白新線を走り、新発田から酒田までは羽越本線を走ります。 

車内の設備

 きらきらうえつは、(もはや原型をとどめていないですが)国鉄型特急の485系を改造した車両です。 

 座席はすべてリクライニングシートであり、特急列車に引けを取らないです。また、1号車と4号車の端は簡易的な展望スペースとなっており、日本海の車窓を眺めるのにピッタリです。

 また2号車には売店が設置されており、弁当や飲み物(地ビールや日本酒飲み比べセットもあり!)が売られています。

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車窓の日本海の景色が良いです

 そして、きらきらうえつは車窓の景色も注目です。特に羽越本線を走っているときの日本海側の景色がとても良いのです。

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 下り列車に乗車の場合は、桑川駅のあたりからが特に注目です。列車は名勝の笹川流れの近くを通っていきます。

 日本海側の座席が取れなかったとしても、あきらめるのは早いです。1号車と4号車には展望スペースがありますので、ここから眺めを楽しむということを狙ってみてはどうでしょうか。

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わーい!うみー!

うみー!

 

18きっぷでも乗車できる!お得すぎる列車

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 きらきらうえつは快速列車ですので、520円の指定席券さえ取っておけば青春18きっぷでも乗車することができるのです。特急券は不要です。

 そして、リクライニングシートで快適に移動できるのはもちろん、車内の売店で食料や飲み物の補給も可能です。

 さらに、特急列車と比べると本当に快速列車なのかと思うくらい速いです。

 きらきらうえつの後に新潟駅を出発する特急いなほ3号(酒田行き)は、新潟駅を10時57分に出発して酒田駅に13時04分に到着し、所要時間は2時間7分です。きらきらうえつの同区間の所要時間は2時間40分なので、思ったほど大きな差はないのです。

 そして、重要な移動中の景色ですが、車窓からは日本海を眺めることができるのです。

 パッチワーク柄のカラフルな車体でちょっと派手な感じもあるきらきらうえつですが、実は18きっぷ利用者も思わずきらきらしてしまう、ふところの深い列車なのです。

すごい、お得すぎる!

ありがたや。ありがたや。ありがたや。

 

引退前に乗りに行きたいです

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  以上、もうすぐ引退の「きらきらうえつ」について、あらためて振り返ってみました。

 これを書いているうちに、引退前にまた乗りに行きたいという気持ちが強くなってきました。

 なお、きらきらうえつの引退後は、新たに観光列車「海里」が運行する予定です。こちらも楽しみです。