今回は、ずっとモヤモヤしていた千葉県の山万ユーカリが丘線に乗車しました。まったく聞いたこともないという方々もいらっしゃるかもしれない、そんなところへ行ってきました。
ユーカリが丘?コアラがいるの?
それは行ってみてからのお楽しみというやつです!
ユーカリが丘の街を走る新交通システム
地図でユーカリが丘駅のあたりを見ると、ラケットのような金魚すくいのポイのような路線が飛び出ています。これがユーカリが丘線です。
この路線は、不動産業者の山万グループが運営しているという異色の鉄道です。どうしてそういうことになったかといえば、もともとユーカリが丘の街は山万によって開発されたニュータウンなのです。街づくりの一環としてユーカリが丘線が開業したのです。ユーカリが丘線は街の一部に組み込まれていると行ってもいいのではないでしょうか。
車両はゆりかもめと同じように、案内軌条にしたがってゴムタイヤで走行する仕組みとなっています。
ユーカリが丘駅から乗車してみます
それでは実際にユーカリが丘線に乗ってみます。京成本線のユーカリが丘駅で下車して、北口方面へと出ました。
さっそくいました、コアラです。仲良く親子2匹の像です。
やっぱりコアラいるじゃん!
駅前はショッピングモールがあって買い物は便利そうです。向こう側には高層マンションが建っています。ニュータウンっぽさがあります。しかし、この日は天気が残念でしたね。
山万ユーカリが丘線の駅へやってきました。改札はちょっと古めですが自動改札です。もっとも、ICカード類は使えません。
路線図は不思議な形をしており、棒の先っぽに輪っかが付いたような形です。輪っかのところは環状線ですが、反時計まわりの一方通行でしか走らないようになっています。
公園、女子大、中学校など、だいたいこんな施設がありますよ、っていうアバウトな駅名が多いですね。運賃は200円の均一運賃です。
ユーカリが丘駅では一日乗車券が500円で売っています。これさえあれば、全駅で降りて遊んでまわれます。
一日乗車券もコアラなんだね
ユーカリが丘線の列車
ユーカリが丘駅に列車がやって来ました。その名も「こあら1号」です。なんというか、期待を裏切らないですね。
もうコアラの徹底ぶりがすごいね
車内の乗客はポツポツまばらな感じです。たぶんこのあたりに住んでいる人ばかりだと思います。車内は冷房がないらしいので、夏はかなりキツそうです。
列車が発車すると、地区センター駅、公園駅の順に停車します。ここは後ほどユーカリが丘駅に戻ってくるときに下車してみたいと思います。
女子大駅で降りてみます
まずは女子大駅で降りてみます。ユーカリが丘というどこか現実離れした地名に鎮座する女子大とは?よくわからないですが、なんだかドキドキします。
駅前には道路が走っているだけで、探せども探せども女子大らしきものはありません。もともと和洋女子大学の移転の話があったとかいうことらしいのですが、結局移転に至らなかったみたいです。同大学のセミナーハウスのみが建っています。ちなみに小学校も駅の近くにあります。
女子大そのものはないことが判明した女子大駅の駅舎を見ます。横に長くて、隣にはパン屋さんとコインランドリーが入っています。
次の列車を駅の改札の中で待ちます。なんだか殺風景な原野が広がっています。女子大があれば、また違う景色だったのかもしれませんが。
まだ女子大、女子大って言ってるよ
いったい何を期待しているんでしょうか...
やって来た「こあら1号」に乗って、次の駅へと向かいます。(続く)