もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

八戸線の観光列車「リゾートうみねこ」に乗車!

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 今回は、JR八戸線を走る観光列車「リゾートうみねこ」について紹介いたします。この列車、特急料金が不要であるどころか、自由席であれば指定席料金も不要という大変お得な列車なのです。

青色がさわやかな感じだね!

18きっぷが使えるところもいいよね!

 

リゾートうみねこの概要

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 「リゾートうみねこ」は、八戸駅~久慈駅を結ぶJR八戸線を走る観光列車です。

 運転日は、土休日をメインに運行していますが、必ずしもいつも走っているわけではないので注意が必要です。

運転日は事前に調べておいたほうがよさそうだね!

 

 運転ダイヤは、基本的に以下の1日1往復です。(2019.4現在)

  ・八戸12:22発 → 久慈14:07着

  ・久慈15:00発 → 八戸16:52着     

 そして、この「リゾートうみねこ」ですが各駅停車で運転されます。平日は普通列車が運行しているダイヤに、土休日はこの車両が投入されています。

へぇ~快速運転かと思ったけど各駅に止まるんだね。

 

特急料金不要、自由席ありのお得な列車

 「リゾートうみねこ」は、特急料金は不要です。3両編成のうち先頭1両は指定席なので、指定席に座る場合は乗車券指定席券が必要となります。

 残り2両は自由席なので、こちらは指定席券も不要です。自由席は乗車券だけで乗れるのです。

 もちろん青春18きっぷ等を利用して乗ることもできます。

  

リゾートうみねこの車内

 それでは、リゾートうみねこの車内を見ていきたいと思います。

 1号車と3号車はほとんど同じ座席配置で、2号車だけが違っています。そして、先頭車両だけが指定席となります。

 久慈行きの場合は、1号車と2号車と自由席となり、3号車が指定席となります。八戸行きの場合は、1号車が指定席となり、2号車と3号車が自由席となります。

 

1号車・3号車

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 まずは1号車・3号車です。リクライニングシートが2列(A席・B席)+1列(C席)の配列となっています。

 A席・B席のほうが少しだけ床が高くなっています。後ほど紹介するように、C席が海側になるので少しでも見えやすくなるような配慮ではないでしょうか。

 リクライニングシートで快適!

 

展望席

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 1号車と3号車には、運転席の後ろ側に展望席が設置されています。好きな人は好きな場所です。確かにずっと居たくなりますが、待っている人がいるときは譲り合いの精神ですね。

 

2号車

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 2号車は4人掛けのボックスシートとなっています。背もたれが高めになっていて、ちょっとした個室感があります。

 

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 テーブルも設置されていて、大人数で楽しくわいわいするならば、こちらという選択肢もあるかもしれませんね。

 

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 2号車の1号車寄りは広めの空間となっていて、混雑時の補助席とスタンプが置かれています。

台紙は置いてなかったです!

 

海を見るならば1号車・3号車のC席 

 「リゾートうみねこ」の見どころは、車窓に広がる太平洋のダイナミックな景色です。それを楽しむために窓も大きめに取られています。車窓の景色を楽しむならば、海側に位置する1号車・3号車のC席がおすすめです。

 

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 というのも、この席は海側に向かって斜め45度に回転させることができるのです。

車窓を見せたいという心意気が伝わってくるね! 

 

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 窓際に小さいテーブルも設置されていて、一杯やるにはちょうどいいですね。車内販売はなかったので、あらかじめ買い込んでおいたほうがよさそうです。

 

リゾートうみねこの車窓

 さて、それでは「リゾートうみねこ」から見える景色です。先ほども述べたように、車窓に広がる太平洋の景色が見どころですので、ピックアップしてみました。

この日は天気が悪かったので、曇り空ですが・・・

すかっと晴れた日はいい景色だと思うよ!

 

有家・陸中八木

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 久慈駅のほうから乗ると、秘境駅としても知られる有家駅のあたりからオーシャンビューが広がってきます。

 

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 次の陸中八木駅からもしばらくは太平洋沿いを走っていきます。駅のホームからも海が見渡せそうですね。

 

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 列車に乗っていながら、すぐ目の前に海の景色が楽しめるのです。晴れていればなおさら良いと思います。

種差海岸・蕪島神社

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 種差海岸駅を出たあたりからも海の近くを走っていきます。種差海岸は八戸の有名な景勝地で天然芝生と海岸線が美しいと聞きます。

 

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 陸奥白浜駅からもしばらくは海岸線と並行するように走っていきます。

 

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 鮫駅の手前で少し小高いところに立派な建物が車窓から見えてきます。これが蕪島神社で、現在は火災で燃えた社殿を再建中です。蕪島はウミネコの繁殖地としても有名なところです。

 

乗車してみて 

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 今回は八戸行きのリゾートうみねこに乗車しましたが、さすがに海側の席はほぼ埋まっていました。

 特に海側はあまり席が多くないので競争率が高そうですので、あらかじめ指定席券を取っておいた方が無難かもしれません。

 リクライニングシートでゆったりと海を眺められるのが、いちばんのポイントだと思います。スピードは速くはないですが、弁当など食べながらゆっくり過ごすのがよさそうです。

 全体としてお得な列車だと思いますので、機会があれば一度ご乗車いかがでしょうか。