今回は、えちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインの筒石駅の訪問となります。この駅は、地下深くのトンネルの中に駅のホームがある、いわゆる「もぐら駅」です。
もぐら駅としては土合駅がよく知られているところですが、ここ筒石駅もおもしろい造りになっているのです。
土合駅以外にもあるんだね、もぐら駅!
また、たくさん階段のぼるやつなんだよね...
ちなみに土合駅については、こちらも参照ください。
駅のホームは地下
というわけで、筒石駅にやってきました。場所としては、おおざっぱに言えば直江津と糸魚川の間に位置しています。北陸新幹線の開業にともなって、JR北陸本線から第三セクターのえちごトキめき鉄道に移管されています。
直江津方面の列車のホームに降り立ちましたが、いきなり地下のトンネルの中です。少し不気味な雰囲気もありますが、この感じがもぐら駅の楽しさでもあるといったところでしょうか。
地下迷宮みたいー!暗号解かないと出られないとか?
普通に出口の扉から出られるんだよ
反対側の糸魚川方面の列車のホームの方向を見てみます。千鳥配置になっています。このトンネルは相当に長くて出口は全く見えません。
階段、また階段
駅のホームと通路の間は無機質な扉で区切られています。列車が通過するときには強風が吹くらしいです。といっても、かつての北陸本線のときに「はくたか」が走っていたときは、それは迫力あったでしょうね。
ちなみに、ばっちりセコムされています。
どうやら警備体制は万全みたい
待合室までは、階段をひらすらに上っていきます。土合駅ほどではないですが、それでも結構あります。
やっぱり階段。エレベーターはない・・・よね
いったん階段を上りきったところで、左右に分岐します。右が出口方面、左が糸魚川方面のホームですね。
矢印がいっぱいでダンジョンみたい!
モンスターとエンカウントはないよね...!
出口方面はしばらく平坦な道を歩いた後に、もう一度階段があります。これを上ると待合室へとつながっています。直江津方面のホームからは合計で290段あります。
ようやく階段を上って待合室の前までやってきました。風対策と思われる仕切りに、雪月花のポスターが3連で貼っていて推しが強いです。
糸魚川発の雪月花は筒石にも停車するみたいだよ!
待合室へ到着!ようやく外へ!
やっとのことで待合室に到着です。意外と普通な感じです。筒石駅は無人駅となっていますが、たまに列車に乗る人や見物に来る人がやって来ます。
待合室には、燃えるゴミ専用のゴミ箱が置かれています。
空き缶とか捨てちゃダメですか?
ダメ!燃えるゴミ専用のゴミ箱!
駅舎の外観はプレハブ小屋みたいな感じです。実は工事現場の詰所ですと冗談を言われても、それほど違和感なく受け入れてしまいそうです。
トイレも併設されています。扉に何やら書かれていますね。
トイレットペーパーの備えはありません
限りある資源を大事に使おうね
駅へ向かう道の入り口までやってきました。わざわざ「地下駅」との案内がされています。
「地下駅」の前の謎の余白が気になる
「地下駅」の前には「JR」と書かれていたのですが、上から消されています。
再びホームに戻って、筒石駅をあとにします。
再び駅に戻って、今度は糸魚川方面の列車のホームへと向かいます。途中で親子連れとすれ違います。確かにちょっとした探検感覚で、子ども人気は高そうです。
ホームの前は、直江津方面と同じように、扉で遮断されています。
ここもセコムされてたよ
駅名標の前には柵があって、途中で行き止まりになっています。
仕方ないから、柵の手前から駅名標を拝むね
そもそも拝む必要あるの?
1時間弱かけて駅をひと通り見て回ったので、筒石駅をあとにするとします。しばらく待っていると、列車が轟音を立てて迫ってきました。トンネルの中で見ると妙に迫力がありますね。
ほかのもぐら駅には美佐島駅もあるんだって
へ―、まだあるんだね。また行かなきゃね!
筒石駅の来駅記念入場券
筒石駅にやって来たからには、せっかくなので「来駅記念入場券」も購入することにしました。筒石駅にも堂々とお知らせが貼っていますが、現在は筒石駅では売っていません。無人駅になってしまったので仕方ないですね。
筒石駅の来駅記念入場券は、直江津・能生・糸魚川の各駅の窓口で購入できます。210円という安価で購入できて旅の記念にもなります。