もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

シルバーエイトの2等寝台に乗りました

 今回は、八戸と苫小牧を結ぶフェリー「シルバーエイト」に乗船したときのことをお送りします。

 八戸と苫小牧を船便は1日4往復ありますが、シルバーエイトは八戸から乗船すると午後10時に出発して、苫小牧には翌日午前6時に到着します。そうなんです、船で一晩過ごすことになります。

 

フェリーおもしろそう!朝起きたら北海道なんだね!

こういうのって寝られるかどうかが勝負なところがあるよね

 

八戸フェリーターミナル

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 八戸駅からシャトルバスに乗って、八戸港フェリーターミナルへやって来ました。金曜日に夜だからか混雑していますが、事前に予約していたので乗船の受け付けはスムーズに終わりました。

 フェリーターミナルには売店もあって、乗船前に食料や飲料を買い込むことができあす。

お菓子買っておこうっと

フェリーの中にも自販機はあるんだって

 

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 乗船口へと移動して苫小牧行きのシルバーエイト乗り込みます。すっかり夜も遅くなっての出発ですが、なんだかテンションもあがってきます。夜行列車が楽しみなのと似たような感覚でしょうか。

 

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 船内に入って、エントランスまではエスカレーターで移動です。

船の中にエスカレーターあるの!?

 

船の中はこんな感じ

 エントランスを入ると案内所があって、売店も兼ねていてアルコール類も売っていました。毛布の貸し出しもあるようです。午後11時に閉まってしまうので用は早めに済ましたほうがよさそうです。

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 案内所から進んで突き当たりはオートレストランの共用スペースで、自販機で買った食べ物をここで食べたりできるようになっています。この場所はすぐに人でいっぱいになっていました。

 

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 自販機では飲み物や軽食が売っています。カップ麺、焼きおにぎり、パスタ、ドリア、アイスなどがありました。ポットでお湯を注いだり、電子レンジで温めたりの簡単調理で食べられます。

オートレストランってこういうことなの

無人ドライブインとかにもあるよね

 

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 ひとつ上のフロアには浴室があります。シティーホテルにあるような大浴場をちょっと小さくした感じの浴場がついています。しかし、船で風呂に入るというのは不思議な感覚です。

ユニットバスより全然快適だったよ!

 

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 浴場の向かい側は休憩スペースになっていて、ソファとテーブルがあります。こういう設備が普通にあって、フェリーが結構快適な乗り物に思えてきました。

 

二等寝台へ 

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 それでは、今日の寝床にもなる二等寝台へとまいりましょう。乗船の受付のときに、部屋のカードキーをもらいますので、ここに書かれた自分の部屋番号を探して入室します。

 

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 2等寝台のエリアにやってきました。狭い廊下に個室が並んでいます。なお、シルバーエイトの2等寝台は2人部屋しかないみたいです(定員に満たないと相部屋の可能性もあるとか)。

個室があるって安心感あるよね

しかし、なかなかの狭さの予感がしてきたんですが

 

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 それでは入室。部屋に入ると、入り口のすぐ目の前に机と椅子が置いてあり、2段ベッドが迫り来る感じです。それ以外はようやく人ひとりが立てるスペースがあるくらいです。狭いですが、必要最低限のものはそろっていると思います。

コンセントがあるから充電も安心!

電波が入りはちょっと悪いかも

 

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 ちなみに今回は知り合いと2人で乗船です。とっくに成人済みのおじさん2人でこの空間で一夜を過ごします。さすがに室内にはむさくるしい空気がこもってきます。

 天井に換気口なようなものが付いているので、ここから新鮮なエアーを取り込んでしのぎます。2段ベッドの上だと換気口が独占できるので、暑がりさんは上の方がいいかもしれません。

 

そして翌朝

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 なんだかんだで普通に寝て次の日をむかえました。さすがに船の上なので、寝ているときに揺れや振動などは感じましたが、個人的にはそれほど気になることはなかったです。

 

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 シルバーエイトの2等寝台の料金は1人7,500円でした。ネット予約で10%割引になります。運賃に宿泊費もセットだと考えればお得なようにも思えてきます。苫小牧には午前6時に到着するので、旅行のときなどは朝の時間も有効に使えるのはメリットです。 

 船で宿泊というのは初めてでしたが、たまには船旅もいいものですね。今後も機会を見つけて乗船してみたいと思います。

 

バスや列車よりは開放感あったよね

次はぜひ一等寝台にしてほしいです!