もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

豊肥本線の代行バスから阿蘇山 -2019九州鉄旅②

 今回は熊本駅から豊肥本線に乗車します。途中の肥後大津駅~阿蘇間は熊本地震の影響で鉄道が不通となっているので、代行バスに乗車をします。

 豊肥本線といえば阿蘇山の近くを通る路線です。まさに阿蘇山に近いところは代行バスの区間となっていますが、どんなふうに見えるでしょうか。

 

豊肥本線の代行バスが少なくて苦労したよ

阿蘇山どんなかなー 楽しみー

 

熊本駅から豊肥本線に乗る!

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 豊肥本線は九州を横断するようにして熊本と大分を結ぶ路線です。今回は熊本側から出発して大分を目指します。途中で乗車する代行バスの時間が、こちら方向のほうが乗りやすいというのが大きな理由です。

 

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 肥後大津行きの列車に乗車です。熊本ではよく見かける815系ですね。私が勝手にパンダみたいだと思い込んでいる車両です。

 

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 熊本を出ると、次の駅は平成です。これまでは何ともなかったのに、今となっては時代を感じる駅ですね。平成も終わり令和の時代となりました。

ありがとう平成

こんにちは令和

 

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 観光名所の水前寺公園の近くを通り、豊肥本線はしばらく熊本の街を通っていきます。熊本市のベッドタウンという位置づけなのでしょうか、乗客はそれなりに多い感じですね。白川を渡ると立田山のふもとの竜田口に到着します。

 

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 光の森までやって来ると熊本市ともお別れです。光の森というのはれっきとした地名のようです。

 

昔のRPGとかに出てきそうな名前だよね

光の森へようこそ。ここは妖精たちの加護により聖なる結界に守られた場所。穢れた心を持つ者は立ち入ることはできません。

中二病かな・・・?

 

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 熊本市を抜けてしばらく走ると、だんだんと車窓の景色ものどかな風景に。なんて思っていたら、あっという間にまもなく終点の肥後大津に到着とのアナウンスです。やっと楽しくなってきたところだったのに。

 

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 肥後大津駅に到着です。阿蘇くまもと空港駅の愛称が付いているように、阿蘇くまもと空港の最寄り駅であり、空港との間ではシャトルバスが運行されています。

 

ここで昼食です

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 肥後大津で昼食にします。駅の近くの「文化ラーメン」さんを見つけて入店です。私の旅先での食事は麺類が中心です。電車の待ち時間でも手軽に食べられるし、ひとり旅でもふらっと入りやすい、それが麺類のいいところです。

 

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 文化特製ラーメンを発注です。これが熊本ラーメンというやつですね。とんこつのクリーミーなスープです。にんにくチップが上に乗っているのが、個人的にはとても好きです。

 

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 チャーシューにタマゴも入っていて、これは食べごたえありますね。うちの近くにできたら毎週通いたいくらいです。

 

とんこつだけど、マイルドやさしい味のスープだよ!

ちぃちゃん、食レポとかするんだね。

つぅちゃんも食レポ!

キクラゲがこりこりでした。

 

代行バスからは阿蘇山の景色

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 そして、お待ちかねの代行バスに乗車です。肥後大津から宮地方面の代行バスは土曜日は1日4本という難関です(しかも日曜祝日に至っては、なんと運休です)。多くが朝と夜に走っているので昼間の便は貴重です。

 

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 代行バスの中は、ひと昔前の観光バスといった感じでしょうか。天井のシャンデリアがなんだか懐かしさを醸し出していますね。

シャンデリアのまぶしい輝き・・・

私たちの知らない時代、これがバブルなんだね

 

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 代行バスは線路とは離れていって、「ミルクロード」という山道を延々と駆け上がっていきます。車窓はうっそうとした緑が広がっていましたが、坂道を登りきってしまうと、ぴたっと森がなくなって草原が広がってきます。これが森林限界というやつですかね。

 

絶景ポイントは二重峠展望台

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 そして県道23号線に入って下り坂に差しかかるところが見どころです。ちょうど「二重峠展望台」を通るところで、阿蘇山やカルデラを見渡すことができる絶景です。ちょっと曇ってはいましたが、代行バスでここまでの景色が見られるとは、実はそんなに期待していなかった反面、喜びもひとしおです。

 

阿蘇山見えたね!煙がモクモクだけど

カルデラで普通に生活しているって、なんか不思議だね

 

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 二重峠を降りてしまうと赤水駅に到着です。赤水駅の近くにあるふれあい市場が代行バスの停留所を兼ねています。

 

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 しばらく進んで代行バスを阿蘇駅で下車します。代行バスの終点は宮地駅ですが、列車は阿蘇駅から発着する便があります。

 次回は、阿蘇駅から大分方面に豊肥本線の列車に乗車します。

(続く)