前回、豊肥本線の列車と代行バスを乗り継いで、熊本駅から阿蘇駅までやって来ました。
今回は、豊肥本線の後半戦です。阿蘇駅から出発して大分駅へと向かいます。
代行バスで阿蘇駅に着いたよ!
豊肥本線の列車に乗るんだって。豊後竹田で乗り継ぎだね。
↓前回の記事はこちら
阿蘇駅でちょっと休憩
代行バスで降り立った阿蘇駅です。次の列車までは1時間弱の時間がありますので、乗り継ぎの時間で少し休憩です。
阿蘇駅の隣には、「道の駅 阿蘇」が併設されています。このブログで何度もお世話になっている道の駅です。その地方の特産が売っていて、見ていて楽しいですよね。阿蘇といえば名物は赤牛ですかね(でもさっきお昼食べてしまったし...)
そして熊本のご当地キャラというか、もはや全国区のこちらの方もいらっしゃいました。
くまモン!かわいいっ!
あれ?意外に興味示してる?
列車の中でも食べられるという選択で、アイスクリームを購入です(写真が見づらくてすみません)。しっかりと牛乳の味わいがするのに、意外と後味はさっぱりしています。甘ったるい感じが残らないのがいいですね。
それでこっちも列車の中でも食べやすそうということで、熊本名物のいきなり団子です。名前の由来は諸説あるようですが、中にサツマイモが入っているというのがポイントです。知らずに食べてびっくりしました。
引き続き豊肥本線に乗車
代行バス以来、数時間ぶりの列車です。赤い気動車、ディーゼルのエンジン音がたまりません。やっぱりローカル線の旅はこうでなければ、なんて思ってしまいます。
やっぱりバスより電車のほうがいいね!
そんなこと言ってると、太川さんと蛭子さんの番組呼んでくれないよ
車窓には阿蘇山を眺めながら、田園地帯を走っていきます。こういう鉄道旅を心待ちにしておりした。早く豊肥本線も全線開通してほしいです。
ちなみに阿蘇山というのは、そういう名称の単体の山があるわけじゃなくて阿蘇五岳を中心とする山々のことを指すようです。
宮地~波野の区間は、いくつかトンネルを抜けながら、かなりの山の中を走っていきます。波野駅は九州では一番標高が高い駅となっており、勾配を登る列車はちょっと苦しそうです。
豊後荻駅からは大分県に入ります。隣の玉来(たまらい)駅は、純和風なその駅名もさながら、駅の待合室もまるで神社のようです。この駅が最寄り駅になっている扇森稲荷神社は、初詣になると参拝客で相当にぎわうみたいです。
豊後竹田駅に到着!滝廉太郎ゆかりの駅
そしてこのあたりの中心的な駅である豊後竹田駅に到着です。読みは「ぶんごたけた」で、最後の「た」は濁らないのが正式らしいです。
駅メロは「荒城の月」
そして、駅に到着するなり、どこからともなく駅メロが流れてきます。どこかで聞いたことがある曲です。
駅メロというか、もう歌ってるよね
小学校の授業で聞いたような
かの有名な滝廉太郎の 「荒城の月」です(ディーゼルの音で聞きづらくて申し訳ありません。)
この曲は、幼少期に竹田市に滞在していた滝廉太郎が、岡城をモチーフに作曲したとされています。まさにご当地駅メロなのです。
ちなみに、「荒城の月」は滝廉太郎の原曲と山田耕筰の編曲があるらしいのです。豊後竹田駅では過去には編曲が流れていたところ、市長の要請で原曲を流すようの変更したらしいです。地元愛を感じられるエピソードです。
駅舎は岡城にちなんで武家屋敷風になっております。岡城跡や城下町の街並みは観光してみたいところですが、もうすっかり日没の時間になってしまい、今回は断念です。
ネコ駅長のニャー
次の大分行きの列車までの待ち時間を、ちょっと休憩と待合室に行ってみたら先客がいらっしゃいました。椅子の上でモフモフの生き物が丸まっています。
こちらは駅長に就任したネコの「ニャー」です。まったく微動だにせず、よく眠っています。やる気になったときに働くというスタイルらしいです。
ニャーっていうんだね。ニャーニャー
起こしちゃ悪いし、そっとしておいてあげようよ
大分に到着して、豊肥本線の乗車完了
豊肥本線に乗車も、あとわずかとなりました。大分行きの列車に乗車します。豊後竹田~大分間は列車の本数も増えるので、ここから先はそれほど苦労はしないで済みます。もうすっかり暗くなってしまって、あとは乗るだけとなってしましました。
大分駅に到着で、本日の豊肥本線の乗車は終了です。大分駅に来るのは2回目ですが、結構立派な駅舎だと思います。府内中央口のかっこいい時計が好きですね。
さて、次回から九州鉄旅の2日目です。大分駅から久大本線に乗車します。
(続く)