前回は久大本線で大分から由布院まで来ました。今回は引き続いて、久大本線に乗車して久留米へと向かいます。途中の日田で少しだけ途中下車します。
今回は久留米まで行っちゃうよー
久大本線はディーゼルカー!いいよね!
↓前回の記事(久大本線・大分~由布院)はこちら
由布院から出発です
短い滞在ではありましたが、朝から温泉に入湯した由布院から出発します。職場にかつて由布院の温泉に泊まった方がいらっしゃるのですが絶賛でした。今度は泊まりがけで来てみたいです。
久留米行きの列車に乗車です。一両編成のディーゼルカーです。特急列車もいいですけど、たまには鈍行もいいですよ。私はいつも鈍行列車ばっかりですが。
九州って赤い列車が多いよね
もしかして3倍速い・・・とか ?
由布院を出発すると、森の中のトンネルを抜けていきます。由布院へ行く有名な観光列車に「ゆふいんの森」というのがありますが、これはほんとうに森ですね。よくこんなところにメジャーな観光地があるものだと驚きます。
くじゅうの玄関口の豊後中村、機関庫が残る豊後森
しばらく乗車して豊後中村駅に到着しました。茅葺き屋根の駅舎が特徴的です。バックパックを背負った外国人観光客がぞろぞろと降りていったので何があるのかと思えば、ホームには「九重”夢”大吊り橋」の看板。くじゅう登山もこの駅からアクセスできるようです。
くぎゅう連山?
声優さんみたいな素敵な山々だね・・・
そしてさらに乗車して豊後森駅に到着です。駅に到着する前に、機関庫が見えます。ずいぶん人が多くいるようだと思ったら、機関車がお目見えしているではないですか!
豊後森駅に到着すると、「ななつ星」が停車していました。おそらく機関車の見学もプランに入っているのでしょう。どうりで機関庫に人がたくさんいるわけです。・・・しかし、ななつ星うらやましいですね。
渓流を眺めながら天ケ瀬へ
豊後森駅を出発してしばらく走ると、川の流れの景色が見えてきます。玖珠川に沿って列車は走っていきます。
さっきは山や森だったのに、今度は川だね
車窓の景色を見ていて飽きない路線なんだよ
天ケ瀬駅のあたりも温泉街になっています。さすが大分県はおんせん県というだけはあります。
天ケ瀬駅を出発してもしばらくは川沿いを走っていきます。切り立った崖のような変わった地形が見えてきます。
日田駅で途中下車
日田駅に到着しました。ここから久留米方面は列車の本数が多くなるので、次の列車まで少し途中下車します。
駅舎はとても綺麗で、木材をこれでもかと贅沢に使っています。この地方で名産の日田杉が使用されているそうです。
待合室の中のランプシェードもお洒落な感じ。これも地元の工芸品なのでしょうか。あたたかみのある照明です。
この駅おしゃれー
なんかランプの光を見てると眠くなってくる・・・
寝てたら置いて行っちゃうよ~
はぅっ!
駅前にはこんなモニュメントが。「H TA」ですね。いったい何なのでしょうか?説明文によると「あなたのIで日田をかんせいさせてください」とのこと。そうなんです。空いているスペースに人が立って「HITA」が完成するのです。
天領として栄えた街
日田駅から少し歩いて豆田町のほうへ足を伸ばしてみました。かつての建物がそのまま保存されているような街並みになっています。
飲食店はうなぎ屋さんが多くて、白壁の建物で雰囲気が出ています。日田は江戸時代は天領として栄えたそうです。私の出身地の倉敷もめちゃくちゃ天領を推しておりますが、日田も負けていません。風情のある街の様子が素敵な場所です。
久留米へと向かいます
さて日田駅にもどって久留米行きの列車に乗車です。久大本線は全線が非電化なので、どこもディーゼルカーです。ディーゼルエンジンの音を聞きながら列車の旅というのも悪くないですよ。
日田駅から夜明駅あたりまでは再び山の中を走りますが、県境を抜けて福岡県に入ると平地が広がった景色になってきました。
向こうのほうにずーっと山が見えるんですけど
耳納連山っていうみたい
カッパがいる駅
田主丸駅では、車窓の外を思わず二度見してしまいました。これはどうみても・・・カッパですよね。妙にリアリティある像がホームに鎮座しています。ここ田主丸はカッパにまつわる伝説が残っているらしいです。
駅舎のほうを見てみると、こっちもカッパがモチーフでした。
なにこれカッパじゃん。かわいいー♪
窓が目で屋根がくちばしで、すごくよくできてるよね
いよいよ終点
久留米駅が近づいて来るに伴って乗客が増えてきます。久留米大学前や久留米高校前といった駅もあり、地元の通学のために使われているようです。
そして、終点の久留米駅に到着です。久留米は新幹線も停車する筑後地方の中心都市で、駅舎は立派です。ステンドグラスが印象的です。
長かった久大本線の乗車もこれにて終了です。お疲れさまでした。
さて次回は、いま乗車してきた久大本線を少し戻って、夜明駅を訪問します。
(続く)