もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

とれいゆつばさで足湯体験!座席表はどうなっている

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 この記事では、福島~新庄間を走る新幹線「とれいゆつばさ」を紹介します。

 「とれいゆつばさ」は、畳敷きのお座敷指定席など内装に凝っていて、バーカウンターでは地元のワインや日本酒を購入して飲めるという乗って楽しい列車です。

 そして何よりの特徴は、車内に足湯が付いているのです。新幹線に乗りながら足湯体験ができてしまうのです。

 

とれいゆつばさの基本情報

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 とれいゆつばさの名前は、トレイン(列車)とソレイユ(フランス語で太陽)を組み合わせた造語と言われています。

 個人的には、「といれゆ」の最後の「ゆ」は、足湯の「湯」にかかっているのではないかと思ったりしています。

 

停車駅と時刻表

 「とれいゆつばさ」は、下り列車の1号と上り列車の2号で1日1往復運転されています。停車駅と運転時刻は以下のとおりです。

 基本的に土休日はほとんど運転されますが、詳しくはJR東日本のホームページで運転日をご確認ください。

 

とれいゆつばさ1号

 福島10:02発 → 米沢10:36発 → 高畠10:44発 → 赤湯10:50発 → かみのやま温泉11:08発 → 山形11:26発 → 天童11:37発 → さくらんぼ東根11:45発 → 村山11:50発 → 大石田12:00発 → 新庄12:16着

 

とれいゆつばさ2号

 新庄15:00発 → 大石田15:16発 → 村山15:28発 → さくらんぼ東根15:34発 → 天童15:40発 → 山形16:13発 → かみのやま温泉16:23発 → 赤湯16:45発 → 高畠16:52発 → 米沢17:07発 → 福島17:41着

 

とれいゆつばさの座席配置

 「とれいゆつばさ」は、11号車は通常の新幹線と同じような座席ですがグリーン車仕様となっています。

 12号車から14号車はお座敷指定席となっており、4人用のボックスシートと2人用のボックスシートがそれぞれ配置されています。なお、14号車はびゅう旅行商品で利用できます。

 

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 とれいゆつばさの車内の様子です。新庄方面に向かって右側が4人のボックス席、左側が2人のボックス席となっています。天井の模様はモダンな感じです。

 

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 こちらは4人のボックス席です。団体でわいわいするには、こちらの席がおすすめです。テーブルは広くて、車内で買ったお酒やおつまみを広げるのにも余裕があります。

 

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 こちらは2人のボックス席です。ペアにはこちらがぴったりです。座席の空きに余裕があるようであれば一人旅での利用もどうでしょうか。

 

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 「とれいゆつばさ」のお座敷指定席の座席表をまとめてみました。番号のふり方がイレギュラーになっています。

 (14号車はびゅう旅行商品のため割愛しましたが、12号車と同じです。)

世界最速の足湯

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 「とれいゆつばさ」には、足湯がありますので是非体験してみてください。

 もっとも、足湯はびゅう旅行商品が優先で、そうでなければ足湯利用券を当日に車内でを購入する必要があります。利用できる時間と人数に制限がありますので、お早めに足湯利用券をお買い求めください。

 当日の足湯利用券は、15号車のバーカウンター450円で購入できます。この際には、指定席券の提示が必要となります。(なお、グループの場合は代表1人の指定席券の提示で足ります。)

 

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 足湯は16号車にありますが、残念ながら足湯利用券を持っていないと見学等で入ることもできません。

 

いざ足湯体験

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 それでは16号車の足湯へとまいりましょう。木のぬくもりが感じられ、床材や壁面のタイルなどこだわりが見られる空間となっています。

 

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 足湯に入る前に、黒いシートの席で靴を脱ぐなどして準備をします。ここで「とれいゆつばさ」の専用のタオルがもらえるので、タオルは持参しなくても大丈夫です。

 

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 それでは足湯体験です。紅色のきれいな浴槽に、本当にお湯が張られています。たまに車両が揺れますが、お湯がこぼれるなんてこともありません。

 

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 車窓から景色を眺めながら足元はリラックスとは、なんて贅沢な時間なのでしょう。このときは雪が降っていて、とても風情がありました。

 ただし足湯の利用時間は準備も含めて15分です。楽しい時間はあっという間に終わってしまうものです。

 

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 足湯を終えるとこちらの白いシートの座席で帰り支度をします。足湯に浸かる際に、ここに荷物を置いておくこともできます。

 

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 足湯体験をすると乗車証明書がもらえます。これは足湯に入らないともらえない物のようです。

 

足湯のあとは湯上りラウンジへ

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 足湯が終わったら、そのまま隣の15号車の湯上りラウンジヘ直行するのがおすすめです。バーカウンターが併設されているので、ここで日本酒やワイン、ジュースなどを購入できるのです。

 

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 ひとっ風呂終えたあとに一杯、それに近いような感覚が「とれいゆつばさ」では味わえます。もうこの場所が新幹線の中だということなんて忘れてしまいそうです。しかし、くれぐれも飲みすぎには注意です。

 

 以上、「とれいゆつばさ」の紹介でした。夢のように楽しい新幹線ですので、是非ご乗車ください。