今回は、三陸鉄道の恋し浜駅を紹介いたします。日本全国でも数が少ない、駅名に「恋」がつく駅であり、恋愛成就のパワースポットとも言われています。
駅の名前からして恋に効きそうなんだよ
イケメンと付き合えますように・・・!
三陸鉄道の駅で恋愛成就!?
恋し浜駅は、岩手県の三陸海岸を南北に結んでいる三陸鉄道の南寄りに位置する駅です。三陸鉄道に乗車して、盛(さかり)駅から約18分・釜石駅から約36分でアクセスできます。
恋し浜駅に付けられた愛称は「愛の磯辺」。星空のもとに広がる海原・・・駅名標からもロマンティックな雰囲気が漂ってきています。
この駅は、かつては「小石浜」という名称でした。それを、この地域のホタテのブランドとして使われていた「恋し浜」にちなんで、駅名が改められたとのことです。
それからというもの、この駅は恋愛の駅として知られるようになりました。ホームには透かし彫りの天使が美しい「幸せの鐘」が設置されており、実際に鳴らすこともできます。
恋人の聖地って感じだよね
よーし鳴らしちゃうぞ~!
待合室にはホタテ絵馬!貝殻に想いを込めて
恋し浜駅の見どころは、待合室にあります。駅のホームにあるのは、一見したところ何の変哲もない普通の待合室ですが、この扉を開けてみます。
待合室の中には数え入れないほどに吊るされたホタテの貝殻。実はこれ、ホタテの貝殻を使った絵馬なのです。貝殻に想いを込めた願いを残すことができるようになっています。
なお、待合室に置かれている貝殻の数には限りがあるようですのでご注意ください。
待合室に吊るされたホタテ絵馬の光景は、まさに海の中で養殖されているホタテそのもの。貝殻に書かれた願いが熟して、いつの日か実りますように。
あーっ!イケメンがいるーー!
早速これも御利益なのかな!
待合室には駅ノートも設置されています。表紙には「ホタテ貝に書ききれない『恋の想い』『旅の思い出』作りにお使いください。」とのメッセージがありました。貝殻では書き足らない、または、書けなかったという方は、こちらに想いを残していくというのはどうでしょう。
願いがかなうピンクのポスト
恋し浜駅の長い階段を降りたところにはポストが立っていますが、ただのポストではないのです。見てのとおりピンク一色、そして台座はハート型。これも恋愛成就に関係していて、大切な人へつづった手紙を投函すると願いが叶うのだとか!
ポストの隣にある自販機も、ピンク色にハート柄でデコレーションされています。駅をひと通りまわって堪能したら、飲み物でも買ってひと息ですね。
ちょっと疲れたから休憩ね
この自販機もかわいい!
このように、恋し浜駅には恋愛成就にご利益がありそうなものが色々とあります。駅は高台に位置しており、駅のホームから見える海の景色はとても綺麗です。三陸の海で込めた願いが叶ったら......なんて思うと素敵ですね。