もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

鉄道で行く会津の旅

 今回は、東武特急「リバティ」と会津鉄道を乗り継いで、会津若松へと行ってきます。会津は都心からも鉄道で意外と行きやすいところですので、旅先としておすすめです。

 

特急リバティで会津へ

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 浅草駅から発車している、東武特急「リバティ」に乗って、会津方面へとまいります。この列車で終点の会津田島まで行って、さらに会津鉄道へと乗り継ぎます。  

 「ゆったり会津 東武フリーパス」を使用すれば、東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道を経由して喜多方までのフリー区間を、4日の有効期間にわたって自由に乗り降りできるのでお得です(特急料金は別途かかります)。

 

▼下記のウェブサイトをご参照ください

ゆったり会津 東武フリーパス | お得なきっぷ | 東武鉄道公式サイト

 

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 「リバティ」の車内はこのように2列+2列のシートが並びます。東武の特急は「スペーシア」と「リバティ」の2種類がありますが、リバティのほうが新しく登場しています。個人的な感覚では、リバティは新幹線にも近いような雰囲気で、コンセントも充実していて出張などにも利用しやすいという印象です。「スペーシア」はシートピッチが少し広めでカウンターや個室もあり、まさに観光向けの列車という印象です。

 

 

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 途中の下今市で、リバティは東武日光行きと会津田島行きの分割を行います。下今市から、さらに北に進んで鬼怒川温泉を経由して、新藤原からは野岩鉄道、会津高原尾瀬口からは会津鉄道へと進んでいきます。

 

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 リバティの終点の会津田島に到着しました。ここ会津田島から北側は非電化の区間となっていますので、運行形態ではここが境界となっていて、乗り継ぎが必要となることが多いです。 

 

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  駅の待合室には、日本酒の自販機がありました。これは列車の待ち時間に軽く一杯というのもいいですねぇ~。

 

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 会津田島駅の目の前にある「柏屋」さんで蕎麦をいただきました。なめこ蕎麦にミニ天丼のセットにしてみました。蕎麦もつゆも香り高くて美味しかったです。丼も付いてボリュームいっぱいで食べすぎ注意報です。

 

会津鉄道の気動車で会津若松へ

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  会津田島からは、引き続いて会津鉄道に乗車して会津若松へと向かいます。ここから先は非電化の区間なので、気動車の車両です。

 

  

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  会津鉄道は山並みや川の流れの車窓の風景が楽しめますが、塔のへつり駅~湯野上温泉駅の間で川を渡るところで、岩がえぐられたような独特な地形がみられます。

 

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 芦ノ牧温泉は、猫がはたらいていることでも有名の駅です。この旅では運よく車窓から猫の”らぶ”駅長の姿が見えました!

 

会津若松に到着 東山温泉へ

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 会津若松に到着しました。鶴ヶ城や飯盛山などの有名なスポットもあり、これまで何度もやって来ましたが好きな観光地のひとつです。今回は東山温泉に宿泊します。

 

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  会津若松駅から東山温泉へは、まちなか周遊バス「ハイカラさん」や「あかべぇ」が走っています。メジャーな観光地もこれで回れるので便利です。

 

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  この日お世話になったのは、東山温泉の「新滝」さんです。会津の出身の友人が宿を取ってくれました。

 

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 部屋の中はこんな感じで古民家的な雰囲気もありながら、洋風レトロな感じもあります。窓からは山の緑と渓流の景色と癒されます。

f:id:yukisigekuni:20200830143757j:plain  温泉は旅館の中に3つあり、宿の中でちょっとした湯めぐりができます。写真は撮れなかったですが、温泉に入りながらすぐ傍をながれる川のせせらぎが絶えず聞こえてきて風流です。

 

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 そして温泉をあがったらビールで一杯やりながら、ソファに横になってくつろぐという最高のコースですね(笑)

 

 塔のへつりを見物

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 次の日は途中で、塔のへつり駅へと寄りました。近くには駅名にもなっている景勝地の「塔のへつり」があります。

 

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 「へつり」というのは断崖を意味するようです。渓谷に塔のような縦長の形をした断崖が見られるスポットです。

 

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 吊り橋の上はそこそこ揺れますが、不思議な形をした断層の形がよく見えます。夏は緑がまぶしく、秋なれば紅葉の景色も楽しめると思います。

 


 お得なAIZUマウントエクスプレス

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 塔のへつりでは、ちょうどAIZUマウントエクスプレスに乗車できました。乗車券だけで乗れるにもかかわらず、特急列車並みのリクライニングシートを備えているというお得な列車です。

 

 

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 車窓から見えるのは、のどかなローカル線の風景。ディーゼルカーでこういう景色を見ながら旅するのって癒されます。

 

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 車窓をぼんやりと眺めていると、一杯やりたくなってきますね。乗り鉄ならぬ呑み鉄も旅行先で列車に乗ったときの楽しみでもあります。しかし、飲みすぎには注意ですね(笑)

 

 以上、会津の旅をお送りしました。今回は東山温泉と塔のへつりに寄りましたが、会津の観光スポットはたくさんありますので、鉄道旅の行き先として楽しめるところだと思います。