今回は、上越線の土合駅を訪問いたします。ホームがトンネルの中にあって、地上に出るまでに長い長い階段を上る不思議な駅となっています。「日本一のもぐら駅」として有名な駅で、今や駅自体が観光スポットのようになっています。
土合ってなに?そんなに有名なの?
知らないの?まぁ行けばわかるよ
地下ホームから続く長い階段
上越線の下り列車に乗車して、土合駅にやって来ました。下り線のホームは、トンネルの中の地下深いところにあります。地上にある改札口まで向かっていきたいと思います。
目の前に現れたのは、先が見えない階段です。地上に出るには、これをひたすらに上っていきます。
これマジで上るんだよね
エレベーターとかあるといいんだけどね
案内の看板によると、地上までは462段の階段があるとのことです。登り切った後にさらに連絡通路をわたり、改札口へ到着、時間にしてだいたい10分程度かかるようです。
この独特の光景を見に多くの人が来ています。列車から降りる方も結構いました。地上の方から降りてくる人もいました。すっかり観光地のようになっていますね。
階段には段数が書かれていますので、どれくらい上ってきたかは数えながら上れます。だいたい100段おきくらいに、休憩用のベンチが置かれていますので、休みながら進んでいくとします。
やっとの思いで462段の階段をのぼり切りました。ずっとトンネルの中を歩いてきたので地上の光がまぶしいです。
やったー! ゴーール!
まだ終わりじゃないんだよ もうちょっとだけ続くみたい
連絡通路を歩いていきます
ホームからの階段を上り切ると、連絡通路へと出てきました。突き当りのところに衝立のようなものがありますが、列車が入ってきたときの風除けの役目のようです。地下のホームからここまで風が来るんですね。
この連絡通路の窓から外を見てみると、澄んだ川の流れと色づいた木々がすごくきれいです。意外なところに絶景スポットを発見しました。
突き当りのドアには「お疲れさまでした(階段数462段)」との文字。やっとゴールなのかと思いましたが、「改札出口まで後143m 階段2ヶ所で24段です。がんばって下さい」とのことです。
お疲れさま がんばって下さい by JR土合駅
いや、がんばって下さいって...もうがんばったよ
グランピング施設あらわる
さらに地下迷宮みたいな通路を歩いていきます。ところどころで雰囲気が変わるダンジョンみたいな駅です。
途中で「GUEST ONLY」のドアを発見しました。「DOAI VILLAGE」という施設につながっているようです。前に来たときは無かった記憶なのですが何なのでしょうか。
窓から外の様子を見てみると、白い変わった形のテントのようなものが見えます。今はやりのグランピングができるみたいです。知らない間に土合駅は進化していました。
地上の改札口に到着!喫茶店も併設
連絡通路を抜けると、改札口へと出ます。といっても、無人駅なので駅員さんがいるわけではないです。改札台がずらっと並んでいますが、昔は賑わっていたのでしょうか。
今度こそ ほんとにゴールだよね!?
大丈夫!まちがいなし!
かつて駅の事務室があったところは喫茶店になっていました。昔に来たときは無かったです。どんどんお洒落なスポットに生まれ変わっています。
かつての改札口をくぐったところは、待合室になっています。天井が高くて開放的な造りです。
きっぷ売り場であったところは、先ほどの喫茶店のスペースになっています。ここでお茶できるというのも、なかなか良いですね。
外に出ると、とんがり屋根が特徴的な形をしています。谷川岳が近くにあり、人里離れた山の中にある駅という感じですが、こんなところに地下帝国みたいな駅があるということにはあらためて驚きです。喫茶店やグランピングは最近できた施設であり、ますます魅力的な駅になっていました。
すごいよねぇ こんな駅つくれないよねぇ
今度はグランピングに泊まってみたいね!