今回は、静岡県を走る岳南電車に乗車しまして、比奈駅を訪問いたします。この駅では珍しいことに、駅舎の中に模型店が入っており、鉄道模型やジオラマがあって楽しめる駅となっています。
岳南電車って富士山が見えるんだね
駅の中に模型屋さんってどんな感じなんだろう?
岳南電車 比奈駅
岳南電車のレトロな電車に揺られてやってきました。こちらの7000系はもともと京王井の頭線で活躍したとのことです。だるまのラッピングは、富士市特産の鈴川だるまにちなんでいるらしいです。
比奈駅で下車いたします。ひらがなで表記されると、いっそうかわいらしい響きがする駅名です。
ホームの上屋は、岳南電車の駅では、この構造のものをよく見かけます。もう何年も前からあるような雰囲気ですが、骨組みが複雑できれいな構造をしています。
比奈駅の正面側にやってきました。少しくすんだ感じの赤い屋根、小ぶりな鉄塔のようなものが屋根上に建っていて、どこか昭和のような雰囲気を感じるたたずまいです。
なんだろうね 懐かしい感じ
こういうのがローカル線だよね
駅舎の中には、「魂」と書かれた達筆な書が飾られています。令和元年の作なので、比較的最近のものです。
駅舎からは、ぬいぐるみが飾られたファンシーなジオラマが展示されているのが見えました。もともと事務室がだったところにお店が入っているみたいですので、ちょっと行ってみたいと思います。
フジドリームスタジオ501 さん
比奈駅の駅舎にある模型店「フジドリームスタジオ501」さんへお邪魔させていただきます。駅舎で模型店をやっているなんてすごいですね。定休日は不定休とのことです。
店内にはパーツが敷き詰められて売られています。こういうのマニアックな感じがしてたまらないですよね。
現役時代に使っていた制御盤のような装置や駅名標や、いろいろなところでディープな世界が広がっています。鉄道好きとしては、立ち寄ってみるとわくわくすると思います。
模型だけじゃなくってメカっぽいやつも
ここホントに駅で使われてたんだね!
お店の奥にはジオラマが展開されています。模型を走らせることもできるみたいで、常連さんが詳しく解説してくださいました。お店の名前にもなっている501は、岳南電車を走っていた貨物用の機関車の型番にちなんでいるらしいです。紙の輸送を行っていたようです。
オリエント急行、お召列車などいろんな模型を解説をしてもらい、かなり勉強になりました。途中から鉄道ファンの子鉄さんとお母さんもいらっしゃって、楽しんでいらっしゃいました。
この駅にも駅ノートがありましたので(この店に来たお客さんが置いていったとのことです)、イラストを残させていただきました。鉄道模型が走る中でお絵描きするという至福の時でした。
比奈って ひなまつりっぽくない?
それでこんな格好なんだね。。。
岳南電車では、どの駅からも富士山が見えるらしいです。比奈駅でも、富士山が顔を出しているのが見えました。ローカル線の小さな駅ですが、ディープな世界が広がっていました。