今回は、兵庫県の粟生駅から北条町駅を走る第三セクターの路線、北条鉄道に乗車します。北条鉄道ではボランティア駅長の方々が趣味や特技を生かしてユニークな活動をされており、「播磨下里お絵描き教室」に参加させていただきました。
北条鉄道どんな路線かなぁ
お絵描き教室たのしみ!
北条鉄道に乗ります!
北条鉄道の起点の駅、粟生駅にやってきました。JR加古川線、神戸電鉄、北条鉄道の3路線が乗り入れているターミナル駅です。駅舎はギリシャやローマ時代を思わせるような西洋風な雰囲気が漂っています。
粟生駅の隣には陶芸施設が併設されていました。このようなご時世ですから、アマビエ様の作品も飾られていました。
コロナ退散!
早く気兼ねなく旅行できるようになるといいね!
それでは北条鉄道の列車に乗車です。非電化の路線をディーゼル車が走ります。車両の形式名は頭に「フラワ」が付くのですが、北条鉄道が走る加西市にある兵庫県立フラワーセンターに由来します。フラワーセンターは広大な敷地に4500種もの花々が咲き誇るらしいですよ。
北条鉄道は全部で8駅、13.6kmの短い路線で、粟生から北条町まで22分の乗車で乗りつぶしとなりますが、車窓から沿線の様子を見てみたいと思います。
沿線はこのように田園風景が広がります。夏の季節は、田んぼや山の緑がきれいですね。
ローカル線っぽい風景!
こういうところは気動車がいいよね
法華口駅は、なにやら仏教的な響きがする駅名ですが、駅前には三重塔が建っています。また、駅のホームを新しく作っている様子が見えましたが、列車交換設備を導入する工事を行っており、2020年9月からは列車が増発されるとのことです。
播磨下里駅は北条町での折り返し列車で訪問するのでいったん通り過ぎて、隣の長(おさ)駅は車窓から古い木造の駅舎の様子がちらっと見えました。大正4年に建てられた駅舎で登録有形文化財となってようです。一度ここも駅舎訪問してみたいです。
播磨横田駅は打って変わって、現代的な外観をしています。駅舎はギャラリーを兼ねていて、絵画が展示されています。
駅によってだいぶイメージが違うんだね
短い路線だけどどの駅も個性的
終点の北条町に到着です。他の駅と比べれば街の中心といった雰囲気で、コンビニやショッピングモールも近くにあります。最近はやりの「鉄印帳」の販売(結構な人気で売り切れるのが早いみたいです)や記帳も行っているようです。
播磨下里お絵描き教室へ
北条町から折り返して、お絵描き教室の行われる播磨下里駅へとやってきました。駅のホームには立派な石庭があって巨大な石が置かれており和風の佇まいです。
こちらの駅もかなり年季が入っていて、木造の風情があります。登録有形文化財にもなっています。
木造駅舎いいよねぇ~落ち着く
ピンクの自販機かわいい!
播磨下里駅では「えきのて」でもお世話になっている大海あすか先生がボランティア駅長を務められ、お絵描き教室が開催されています。今回はじめて参加させていただきました。
コロナ禍の影響で久しぶりの再開とのことでした。しかし世間は意外と狭いといいますか、ツイッター上の駅ノート関連のフォロワーさんも何人か参加されており、お会いできて驚きでした。
今回のテーマは「チアリーダー」。お題にそって自由に絵を描くのですが、肩ひじ張らずに和気あいあいとお絵描きできる雰囲気でしたので、初めての方でも楽しめると思います。
マイペースに描いて出来上がったのがこんな感じです。チアリーダーって言われると、ふとももとかお尻とか良からぬ想像ばかりが頭をめぐりますが、いかんせん画力が追いつかないですね(笑)。色鉛筆は全然使ったことなくて雑な感じになりましたが、ちゃんと練習してみたいです。
っていうか、この子だれなの!
知らない子ですね...
駅ノートも置いてありましたので、こちらも描いてきました。時間も迫っていたのでお絵描き教室の看板だけになってしまいましたが、記念に残させていただきました。ご一緒しました皆さま、ありがとうございました。
以上、北条鉄道の乗車記でございました。お絵描き教室をはじめとして、ボランティア駅長さん面白い活動がされていますので機会があれば訪問してみてはいかがでしょうか。