もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

長良川鉄道をめぐる(その2)-終着駅 北濃へ

 今回は、長良川鉄道に乗車して終点の北濃駅へと向かいます。これこそまさに終着駅という雰囲気が漂う駅でした。

▼前回は郡上八幡を訪問しました。

 

北濃ってなんだろ?北が濃ゆい?

美濃の北のほうってことなんじゃない きっと

 

 長良川鉄道の列車に揺られ

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 郡上八幡駅から北濃駅行きの列車に乗車いたします。北濃行きの列車は、観光列車を含めて1日8本と、やや少なめの本数となっております。

 

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  長良川鉄道は、その名前にもなっているように長良川に沿って走っていきます。北濃までは長時間の乗車となりますので、車窓の景色でも眺めながらゆっくりと行きたいですね。

 

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  郡上八幡より北の街、美濃白鳥も踊りが有名なところです。伝統的な盆踊りの「白鳥おどり」が行われています。

 

テンポが速いって聞いたよ

高速盆踊り!

 

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  美濃白鳥を出発すると、ほどなくして終点の北濃に到着です。最後まで寄り添うように長良川が見えるのがいいですね。

 

終点 北濃に到着

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  終点の北濃へとやってきました。起点の美濃太田からは2時間超えの乗車時間、はるばるここまでやってきました。

 

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 『長良川鉄道終点 北濃駅』 ホームへと降り立つと、この看板が出迎えてくれます。これを見ると、妙に達成感がこみ上げてきます。

 

『奥美濃との出逢い』って、サブタイトルっぽい雰囲気

そういう小説あったら、きっと激シブだろうね 

 

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  ホームから駅舎のほうを見てみます。なかなかに年季の入った木造駅舎、やはり終点に建っているのはこういう感じの駅舎が似合うのではないでしょうか。終点というよりは、終着駅といった雰囲気です。

 

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 駅の正面側へと出てきました。駅舎には何と食堂が併設がされており、時間が許せばここでゆっくり食事していくのもいいと思います。

 

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 駅の待合室は、古い感じの椅子に、机が無造作に置かれてなんとも素朴な感じです。自販機があったりして、列車の発車までの休憩にはちょうどいいです。

 

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 こちら側はかつて、駅の事務室があったところと思われますが、この向こうは現在は先ほどの食堂になっているようです。

 

あれ?ガラスに自販機が写ってる??

よく見たら鏡じゃん!なんで!?

 

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  北濃駅のホームのすぐ脇には転車台も残っています。蒸気機関車を載せて、手押しで180度向きを変えていたらしいです。

 

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  明治35年にアメリカから輸入をされて岐阜駅で使用されていたものが、昭和9年に北濃駅へと移設されたものとのことです。

 

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  駅の北側に少しだけ線路が続いていますが、すぐに途切れています。もともとは長良川鉄道(かつての国鉄・越美南線)は、福井県の九頭竜湖まで延伸して越美北線とつながる計画があったと聞きます。この線路を眺めていると、その壮大な計画の夢の跡が感じられます。

 

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  北濃から北側に鉄道の需要がそれほどあるとは思えないですが、もし越美北線とつながっていたらどんな路線だったのでしょうか。ものすごい秘境駅とかいくつかあったのかもしれません。

 

遠かったけど独特な感じの駅だったね

終着駅の雰囲気がすごかった

 

今回の駅ノート

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  北濃駅には比較的新しめの駅ノートが設置されていました。予想したとおり訪問される方が多くいましたので、あらかじめ自分のノートに下書きしたものを持っていき、現地で仕上げて駅ノートに貼らせていただきました。

 

 さて、次回も引き続いて長良川鉄道沿線で、美濃市駅を訪問いたします。