一の宮めぐり、今回は2社目でございます。何をもって一の宮とするか定義は様々あり得るところですが、ひとまず全国一の宮会の加盟社を基準として、まわりたいと思います。
今回は、言わずと知れた超メジャーどころ、出雲国の出雲大社に参ります。縁結びの神様として有名で、神無月には全国から神々が集まると言われております。
島根県の観光といえば...
出雲大社だよね!
出雲大社へ参拝します
島根県は出雲市へやって来ました。出雲大社は出雲市駅からは少々離れていて、公共交通機関では駅前から出ているバスまたは一畑電車でのアクセスとなります。
早速やってまいりました出雲大社、その名を知らない人はいないくらい有名どころですが、どんな神社か参拝したいと思います。
参道をまっすぐに進むと、ひときわ立派な拝殿が見てきました。ずっしりとした感じの屋根に、遠くからも目立つしめ縄が掲げられています。まだコロナ前の時期で、参拝に来る人も多くて賑わっていました。
出雲大社のしめ縄は、一般的な神社とは逆向きになっていて、神様に向かって左が綯(な)い始めで太く、右が綯い終わりで細くなっています。出雲大社では昔から神様に向かって左を上位、右を下位としていたことに基づくようです。
出雲大社は縁結びの神様なんだって
(......イケメンと出会えますように...!)
続いて拝殿の裏手にまわって、ご本殿へお参りします。塀に囲まれていて中には入れないので、この門のところから拝む形になります。出雲大社のお参りでは、2礼4拍1礼と、通常よりも拍手の回数が2回分多くなっています。
大しめ縄は神楽殿に
出雲大社の名物である大しめ縄ですが、 先ほどの拝殿にあるものではなく、神楽殿にあるものが日本最大級と言われています。拝殿のしめ縄も十分に大きいので間違えそうになるのですが、拝殿に向かって左方向に進んで神楽殿へと向かいます。
長さ約13メートル、重さ約5トンと巨大なスケールです。大しめ縄の3つの垂れ下がっているところは、真下から見上げてみると圧倒的なスケールに驚くと思います。
これ落ちてきたら ぺちゃんこだよね
そんな縁起でもないこと
境内にある銅像は
出雲大社の祭神は、この銅像になっている方で、大国主神(おおくにぬしのかみ)と言われます。古来の人と言われてイメージするのは大体こんな姿ではないでしょうか。
なにやら遠くのほうから波に乗ってやって来る意味ありげな球体を待ち受けています。この場面は、大国主神が荒波にやってきた魂たちをいただいて縁結びの神になった、ということを表しているようです。
先ほどは神妙な顔で荒波に向かい合ったかと思えば、こちらではウサギと会話しております。神様の日常も意外と忙しいですね。こちらは「因幡の白兎」の話にちなんでいて、大国主神がウサギを助けたところみたいです。
やさしい神様だったんだね
ここ以外にもウサギの銅像がたくさんあるって
お食事は出雲そばで
出雲の名物料理といえば、出雲そばがあります。出雲大社の近くにお店があり、参拝の機会にせっかくなので寄ってみました。
出雲そばは、丸い器に三段のっかって出てきます。まず一段目のそばにダシ汁をかけて食べ、余ったダシ汁を二段目にかけて食べるというように、順繰りに食べていきます。一度に三種類の味が楽しめて、ちょっと得した気分ですね。
けっこうコシがある感じだった
わたし、玉子が好きかなぁ~
以上、一の宮という括りでなくても有名な観光地の出雲大社へお参りいたしました。出雲へ行くとなれば、個人的にはやっぱりサンライズ出雲に乗りますかね。寝台列車の旅もおすすめです。