もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

【小湊鐡道】上総山田駅を訪問

 今回は、久しぶりに小湊鐡道に乗車をします。都内から1時間少々と気軽に乗れるローカル線ですが、時が止まったかのようなノスタルジックな雰囲気があります。木造駅舎も多く残っており、上総山田駅を訪問して見ました。

 

この列車は何回か乗りに来てるね

千葉なのでさくっと到着しましたわ

今日は行ったことない駅で降りてみるの

 

五井駅から小湊鐡道へ

 小湊鐡道はJR内房線の五井駅から乗り換えして乗車をします。五井駅は千葉駅から20分程度、千葉市にも隣接する市原市に位置しており多くの人が行き交っています。

 

 そんな首都圏的な雰囲気も感じられる駅前の五井駅から、小湊鐡道の車両に乗車します。時代は令和となりましたが、こちらは昭和の面影を十分に漂わせています。

 

ここだけ時代に取り残されてますよ

はじめて見たら びっくりだよね

 

 房総ののんびりした里山の景色を眺めながら、時折りギシギシと音を立てる列車に揺られます。

 

上総山田駅で下車

 上総山田駅で途中下車しました。昔ながらの列車や駅舎の様子は、ついちょっと前まで都内にいたとは思えないです。

 

 上総山田駅ではホームが2つあって列車交換が可能になっています。反対側のホームへは、構内踏切を渡っていきます。

 

 昔ながらの木造駅舎が見えてきました。駅名標はそれほど古くはないみたいですが、駅舎とよく合っていると思います。

 

おぉ すごいレトロな駅なの!

こういう駅がよく今も使われてるよね

 

 駅の中は無人駅ですが、かつての出札口や手荷物扱い口はそのまま残っています。乗車券は自動券売機で買うスタイルです。

 

 かつて有人駅であったときの様子は今もなお感じ取れ、ちょっと傾いた木製のラッチは年季が入っているように見えます。

 

 列車の接近表示器も、最近ではあまり見かけることがないものかと思います。隣の駅を出ると点灯して列車が間もなく来ることを知らせてくれます。

 

この黒いところに入る言葉を考えればいいんですの?

大喜利じゃないんだってば

 

 窓口のところに、駅ノートが置かれていました。2021年8月からなので、わりと最近に設置されたものみたいです。南関東にはあまり設置駅が多くないので嬉しいです。

 

 この駅には、山田くんという駅ネコがいるらしいのですが、駅ノートの書き込みを見ると、一時期弱っていたところを引き取られ保護してもらっているようでした。

 

 駅ノートでは山田くんの元気な姿を見ることができました。駅ノートのやり取りを見ていると、アナログな方法ならではの温かさがあるものだなぁと感じてしまいます。

 

ネコちゃんだ~ にゃ~

にゃあ にゃあ

 

 上総山田駅の駅舎は、大正14年に建てられたもので、現在は国の登録有形文化財となっています。100年近く前の建物の前に、自動販売機や証明写真機が置かれるという取り合わせとなっていました。

 

周辺を歩いてみました

 せっかくの駅探訪なので、駅から少し散歩をしてみます。道路は車どおりが少なく、全体的に緑の風景が広がっています。

 

なんか風が気持ちいいところだね~

のんびりしたところなの

 

 民家が集まっているちょっとした集落を抜けると小高い丘のふもとのようなところにやって来ました。

 

 何かの跡地のようなところがあります。門柱には「海上小学校安須分校」と書かれており、かつては小学校があったみたいですね。

 

 現在では、広い空き地の端っこのほうにブランコなどの遊具がある公園となっています。小学校時代のものをそのまま使っているのでしょうかね。

 

 小学校跡の隣には鳥居が立っていて、神社に行けるみたいです。それではちょっとお参りしてみましょう。

 

 すぐ神社かと思えば、かなりの急斜面の階段を登ることになりました。踏み面もやたらと狭くて、筋肉痛へのまっしぐらなコースです。

 

あー 全然ゴールが見えないやつだ

この階段ボロいですけど 大丈夫なんですか?

 

 階段を抜けると、こじんまりとした神社へと到着です。地元の小さな神社という感じで、ひっそりと静かにたたずんでいる感じがいいですね。

 

 と思いきや、神社のすぐ隣にサバゲ―フィールドがあって、メガホンで何か叫ぶような声が絶えず聞こえて来るのでした。サバゲ―フィールドは実物は初めてみましたが、この流れで出会うことになるとは全く予想外でした。

 

へぇー サバゲ―ってこんなところでやってるんだ

さっきの階段のほうがサバゲ―だったよ

 

 謎の神社とサバゲ―フィールドを後にして、上総山田駅へと戻ってきました。やっぱりこの駅の風景は、なかなか癒されますね。

 

 列車の接近表示も点灯しました。こういうのも不思議と絵になるような気がします。

 

この子もサバゲ―を生き残ったんですわね

ローカル線の世界も大変ですよね

 

 やって来た列車はキハ40形でした。そういえばJRから小湊鐡道へ譲渡をされたのでした。まさかこんなところで乗ることができるとは、ちょっと新鮮な感じを覚えました。

今回の駅ノート

               

 上総山田駅の駅ノートにイラストを残してきました。昔そのままの木造駅舎の雰囲気がよかったですね。この駅を通学で使ったりしたら、大きくなってから懐かしく思い出せそうです。

 

今回は りさっち?なんか美化されてない?

カバンが重いですぅ 持ってください~

いつも片手で余裕で振りまわしてましたよね