今回は、前回訪れた養老渓谷から上総中野駅へと移動しまして、いすみ鉄道に乗車します。
いすみ鉄道の中でも利用客が少ない東総元駅と、秘境駅として知られる久我原駅で下車してみました。
千葉に秘境駅?そんなのあるの?
まぁ行ってみればわかるじゃん
黄色い列車 いすみ鉄道に乗車します
上総中野駅へとやって来ました。この駅が小湊鐡道といすみ鉄道の接続駅になっています。
この日のいすみ鉄道はしばらく信号トラブルの影響で列車が止まっていましたが、運良く運転再開となりました。
いすみ鉄道の列車に乗車です。黄色いカラーが鮮やかな車両です。
春は菜の花がきれいで有名なんだって
だから黄色なのかな
それでは出発です。列車の車窓の外を眺めると、のどかな風景が流れていきます。
おみくじがある東総元駅
まずは東総元駅で途中下車しました。ホームにちょっとした駅舎があるだけですが、外壁は花びらの形にくりぬかれています。
この駅舎はテレビ番組で大工の方が改修をされたとかで、釘を使わず建てられているなど意外とこだわりが詰まっているみたいです。いちばんの特徴は、おみくじが置いてあるところでしょう。
このおみくじは動くようになっていて、下の持ち手を回すことで運勢を占うことができるようになっています。
大吉だよっ!
何回もまわしまくってたよね
秘境駅の久我原駅で下車
続いて、一駅となりの久我原駅へとまいります。列車の中から見ると、緑の茂みの中に駅名標と簡素な待合室が見えてきました。
なお、乗車していた列車にはかわいいキャラのサボが取り付けられていました。地元の高校の女子高生がモデルになっているらしいです。
こちらが秘境駅として有名な久我原駅です。1面のホームに、なんとか雨風がしのげる待合室が建っています。
ホームの端の方を見渡します。駅名標とミラーがあるくらいで、線路の延びる先は、木々の向こうに吸い込まれていっております。
ほんとにここ何にもないね
静かでいいところだと思うよ
駅の名前はネーミングライツにより「三育学院大学」となっていますが、学生でにぎわっている様子はどこにも感じられません。ちなみに三育学院大学は2km以上離れており、歩いて30分以上かかる模様です。
駅からは一本の道が伸びているだけで、この道中がこれといって何にもないのです。このあたりが秘境駅感を強めております。
待合室に戻ってきました。作り付けのベンチがあるだけですが、端っこのほうに台があってその上にケースが置かれています。
まあまあ厳重に保護された駅ノートでした。そういうわけで、ここでひとつ描き残していきます。台があるというのは、描くときに非常に助かります。
これ筆記用具がないんじゃないの
もちろん毎度持ち歩いているんだよ
先ほどの列車のサボが女子高生だったので、もしもこの駅から通学する学生さんがいたら…というのをイメージしてみました。
駅ノートを仕上げているうちに、周りはもう真っ暗です。秘境駅の夜って、他の駅よりも迫力があって怖いですねえ。
いまなんかケモノの鳴き声がしなかった!?
えぇぇ…はやく帰ろうよ
暗闇の久我原駅を脱して、大原駅へと戻ってきました。なにはともあれ無事に到着してよかったです。
サンキューちば フリーパスの旅1日目はここまでです。続いて2日目は外房線と内房線で房総半島を半周します。