もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

【函館本線砂原支線】流山温泉駅 どうやって行く?

 今回は、北海道の流山温泉駅を訪問します。残念ながら2022年3月12日での廃止が予定されており、見納めに訪れました。また、駅が見えているのにたどり着けないと言われることもあり、実際にどうやって駅に行くのか試してみました。

 

駅がなくなっちゃうって残念だね

たどり着けないとか、どういう駅なんですの?

行き方がちょっとむずかしいみたい

 

見えているのに行けない流山温泉

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 流山温泉駅の付近では、道道338号線に沿うようにして函館本線・砂原支線が走っています。隣の銚子口や池田園も駅めぐりをする際は、この道でアクセスすることが多いのではないかと思います。

 

 地図アプリをみると、338号線に面するように流山温泉駅が位置しています。秘境駅とも言われてますが、地図を見る限りは楽勝でたどり着けそうですね。

 

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 ところが、実際は338号線から見るとこんな感じになっています。駅は見えているんですが、藪に覆われていて、しかも線路を横断する形になり、こちらからは駅に行けない状態です。

 

この藪をかき分けて行けば・・・

そんなアウトローな方法はダメなんだよ

 

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 いや、駅が見えているのに本当に行けないとは・・・しかし、このあたりは素敵な景色が見えますね。凍った大沼の背後に駒ヶ岳がそびえています。北海道らしい雄大な眺めです。

 

牧場を経由して駅へ

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 さて気を取り直して、今度こそ流山温泉駅へ向かいたいと思います。T字路を曲がって、踏切を渡ります。いろいろ調べたところ、どうやら駅に隣接する大沼流山牧場を通っていくらしいです。

 

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 大沼流山牧場の入り口へと着きました。コロナの影響で牧場はお休みになっていますが、流山温泉駅と彫刻公園の利用の場合は通ってよいみたいです。

 

これほんとに駅に行けるの?

ここしか道がないみたいですよ

 

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 あたり一面真っ白な牧場の道を進んでいきます。ところどころで雪の中、足跡が見られましたが、おそらく流山温泉駅へ別れを惜しむファンが訪れているのだろうと思います。

 

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 牧場はお休みですが、馬は普通に放し飼いされていました。こんな雪まみれで寒くないんですかね。草をむさぼっていて、割と元気そうではありました。

 

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 流山温泉駅への看板はあるのですが、牧場が広くて、そんなにすぐに到着する感じではないです。

 

駅の看板出てきたね

こっちでよかったみたい

 

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 お洒落な感じの牧場の建物が見えてきました。いまはお休み中のようですが、ピザが食べられるレストランがあるらしいです。ここを右方向へ曲がります。

 

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 そして、流山温泉駅への最後の一直線です。なかなか着かないですね。牧場の入り口から7~8分はかかると思います。

 

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 ようやく駅の入り口に着いたかと思えば、ロープが張っていました。まさか進入禁止でしょうか。

 

ここまで来て入れないの?

なんか張り紙がしてますね

 

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 動物等の進入防止のため、臨時的に紐で柵をしており、紐を外すか、くぐって通行してくださいとのことでした。

 

流山温泉駅へ到着

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 長い道のりの末、流山温泉駅に到着しました。ホームの前は特に何もない広場になっています。

 

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 ホームの階段の脇に何か残骸のようなものが置かれています。ここにはかつて、200系新幹線の車両が置かれていたらしいですが、解体撤去されて、いまは車輪と連結器カバーが残されています。

 

あの白い丸いやつは?

おー 新幹線の団子鼻のところじゃん

 

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 シンプルな棒線駅です。ホームがあるだけで、待合室も屋根も何もないすごくシンプルな駅です。

 

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 時刻表をみると、上り列車が4本、下り列車が3本が停車するだけのようです。ただでさえ本数が少ない砂原支線ですが、その中でも朝晩は普通列車がこの駅を通過します。

 

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 この駅は、もともとリゾート開発がされてアクセスのために設置されたらしいです。現在ではなんだか寂しい雰囲気になってしまっていましたが、列車の中からは独特のフォントの駅名標が妙に堂々と立っているように見えました。

 

そういえばこの駅は温泉は関係ないんですか?

どこにもなかったよ!

もうだいぶ前になくなっちゃったんだって...