この記事では、JR山田線(盛岡~宮古)を走る臨時列車「さんりくトレイン宮古」について紹介いたします。
乗車券にプラスして指定席券(530円)だけで乗車できる、お得な列車です。広々した座席にリクライニングシートで、車窓の自然豊かな景色を眺めながらゆったりと旅が楽しめます。
さんりくトレイン宮古は「リゾートあすなろ」車両
さんりくトレイン宮古は、JR大湊線などで運行されている観光列車「リゾートあすなろ」の車両が、そのまま使用されています。
車両はHB-E300系というハイブリッド型の気動車で、2両編成で運行されています。
さんりくトレイン宮古の時刻表
さんりくトレイン宮古は、土休日を中心として、盛岡~宮古を1日1往復しています。臨時列車ですので、詳細な運転日はJR東日本のホームページ等でご確認ください。
停車駅と時刻表は下記のとおりです。盛岡と宮古以外の途中の停車駅は、上米内、陸中川井、茂市のみです。
さんりくトレイン宮古(下り) | さんりくトレイン宮古(上り) | |
---|---|---|
盛岡 | 9:01発 | 16:23着 |
↓ | ↑ | |
上米内 | 9:13発 | 16:10発 |
↓ | ↑ | |
陸中川井 | 10:34発 | 14:47発 |
↓ | ↑ | |
茂市 | 10:52発 | 14:28発 |
↓ | ↑ | |
宮古 | 11:11着 | 14:10発 |
さんりくトレイン宮古の座席表
さんりくトレイン宮古の座席表は以下のとおりです。「リゾートあすなろ」と同じものです。全車指定席、定員は78名です。
さんりくトレイン宮古の車内
座席は2列+2列の配置のリクライニングシートで座り心地も良いです。観光列車の車両なので窓も大きめにとられていて、車窓からの景色も存分に楽しめます。
前の座席の背面に折りたたみのテーブルがあるだけなく、ひじ掛けのところには小さめのテーブルも収納されています。
そして、座ってみて驚いたのは、シートピッチが広くて足元が非常に開放的なことです。窮屈な感じは全くありません。
こんな風に、足を思いっきり伸ばしても前の座席まで届きません。(私の足が短いだけではないかというツッコミは無しの方向でお願いします(笑))
車内にはモニターも設置されていて、列車の前方の風景などが映し出されるようになっています。
車両の端には展望室
1号車、2号車ともに、車両の運転席側の端に展望室が設けられています。運転席の真後ろでかぶりつきの展望を楽しめます。側面の座席も窓は大きな1枚のガラスとなっており車窓が広々と見えます。
展望室はこのように3つの座席があります。指定ではなく早い者勝ちですが、じっくり展望を楽しみたい方はおすすめです。
JR山田線は、北上山地を越えて閉伊川沿いに進む路線で、秘境感あふれる景色が堪能できます。山地を蛇行しながら流れる渓流は絶景ですので、車窓にもご注目ください。
三陸への移動におすすめ
三陸方面への移動は、JR釜石線の「SL銀河」や快速「はまゆり」などもありますが、宮古を訪問される場合は「さんりくトレイン宮古」も便利だと思います。観光の際など乗車してみてはいかがでしょうか。