もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

わたらせ渓谷鐡道の乗り鉄旅

 今回は、首都圏からも行きやすいローカル線のわたらせ渓谷鐡道の乗車記をお送りいたします。終点の間藤駅まで、途中の駅や車窓の様子を見ながらまいりたいと思います。

 

意外と東京からも近いんだね

ローカル線を乗り鉄するの!

 

東武線の特急も停車する相老駅から

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 出発地は、東武桐生線の相老駅からスタートです。この駅はわたらせ渓谷鐡道の接続駅になっており、東武線の特急りょうもう号に乗車すれば、浅草や北千住から乗り換えなしで到着できます。

 

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 東武線特急も停車する相老駅ですが、駅舎の中は意外とレトロな雰囲気です。ローカル線の旅への期待も高まります。

 

特急が止まる駅って雰囲気じゃないよね

最近話題の鉄印帳も売ってた!

 

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 駅舎側のホームがわたらせ渓谷鐡道の乗り場となっています。かわいらしい一両編成のディーゼル車がやって来ました。早速出発したいと思います。

 

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 わたらせ渓谷鐡道は、渡良瀬川のほとりを上流に向かって進んでいきます。大間々駅の近くには高津戸峡という名所があり、車窓からもきれいな川の流れが見えてきます。

 

温泉施設が併設の水沼駅

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 列車は屋根に温泉マークを掲げた水沼駅へとやってきました。この駅には、日帰り温泉施設「水沼温泉センター」が併設されています。

 

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 かっぱの伝説と関係があるのか、この温泉のキャラクターはかっぱがモチーフとなっています。温泉の湯船の中にもかっぱの像がいました。

 

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 この駅は、列車の旅の終わりにひとっ風呂あびて帰るのにおすすめです。さっぱりとした透明のお湯となっています。

 

露天風呂に絹が浮かんでた

お肌にいいんだって~

 

列車のレストランがある神戸駅

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 水沼駅から出発して、さらに渡良瀬川に沿って列車に乗って行きます。車窓は季節ごとに様相を変える自然の景色が広がります。

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 続いて神戸(ごうど)駅へとやってきました。兵庫県にある神戸駅とはまったくの別物で、木造の趣深い駅舎が建っています。

 

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 この駅には、ホーム上に列車のレストラン清流があります。かつて東武鉄道で活躍したデラックスロマンスカーが食堂として利用されています。

 

▼メニューなどはレストラン清流のHPでご確認ください

https://www.watetsu.com/seiryu.html

 

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 お弁当も販売しており、「やまと豚弁当」が名物となっています。甘辛いタレが絡んだ豚とご飯がマッチしています。手ぬぐいも付属していて記念になります。

ごはんが進む味~

お肉がやわらかくて おいしいの!

 

白い御影石の渓谷

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 神戸駅を出発すると列車は長いトンネルを抜けます。次の沢入駅~原向駅がわたらせ渓谷鐡道のビュースポットとなります。進行方向(間藤行き)左側の車窓に渓谷が見えてきます。

 

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 この渓谷の見どころは、白い御影石がつくる景色です。川を埋め尽くすばかりにゴロゴロとした白い石が転がる独特の景観となっています。

 

白い石ばっかりだよー

川の水より石のほうが多いくらい

 

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 渓谷のエリアを堪能していると、群馬県から県境を越えて栃木県へと入っていました。歴史の教科書でも目にする足尾町へたどり着きました。言わずと知れた鉱山の町で、車窓からもその様子が伝わってきます。

 

終点の間藤駅

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 わたらせ渓谷鐡道は、足尾町の中心の通洞駅からもう少し日光寄りに進んだ間藤駅が終点となっています。このあたりも昔ながらの工場地帯となっていて、列車を降りると機械音が聞こえてきたり、道をトレーラーが行き交っていたりします。

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 この駅は、カモシカの見られる駅と銘打ってあります。駅の横に広がる崖地で見られるのかもしれません。待合室のガラスにも立派なカモシカが描かれています。

 

これが....カモシカなの!?

実物は見たことないねぇ~


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 以上、今回はわたらせ渓谷鐡道を終点までやってきました。観光向けのトロッコ列車も走っていて、秋の紅葉の季節は特ににぎわっています。首都圏からもアクセスのよい鉄道で、自然の中を走るローカル線を堪能できます。