もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

大井川鐡道本線に乗車 代行バスの運行も

 静岡県の金谷駅~井川駅を走る大井川鐡道に乗車します。大井川鐡道は、金谷駅~千頭駅を走る本線、千頭駅~井川駅を走る井川線の2路線で構成されています。

 今回は本線に乗車しますが、川間温泉笹間渡駅~千頭駅の間は台風の影響で鉄道が不通となっており、代行バスの運行となっています。

 

大井川鉄道は初めてだよね

SLとかトーマスとか有名らしいですわ

今回は普通列車とバスだけみたいなの...

 

大井川鉄道本線でレトロな電車に乗る

 大井川鉄道の起点である金谷駅にやって来ました。JR東海道本線の金谷駅との接続駅になっていて、駅構内に乗り換え改札もあります。

 

 乗車する電車は、昔懐かしい雰囲気が漂うこちら。かつて南海電車で「ズームカー」として走っていた車両です。昭和に活躍した電車ですが、令和の時代もなお現役です。

 

これはいったい いつの電車なの?

60年くらい前みたい

 

 窓口で購入したきっぷは硬券でした。こういうのって家に持って帰りたくなるんですよね。電車は代行バスと接続する家山駅までの乗車です。

 

 金谷駅を出発してしばらくは住宅街を走っていきます。車窓からは富士山が顔を出す様子も見られました。

 

 合格駅という縁起の良い名前の駅もあります。もともとは五和(ごか)駅でしたが、改名したとのこと。受験生にご利益がありそうです。

 

 合格駅の次の停車駅は、門出駅。縁起の良い駅名が続きます。車窓からは新しそうな施設の建物が見えましたが、「KADODE OOIGAWA」という体験型のフードパークで農産物の販売や緑茶スタンド、農家レストランなどが入った複合型施設のようです。

 

 門出駅を出発すると、大井川の流れに沿って電車は走り、街を離れて一気に山深い様子になってきました。

 

 神尾駅は秘境駅の雰囲気が漂っています。たぬきの置物がお出迎えをしてくれました。

 

この駅たぬきに支配されていますわよ

ついにたぬき駅化計画が始まったらしいの

※2024/1/21~2024/3/24の期間に大井川鐡道にて「開運たぬきっぷ」が発売されます。下記をご参照ください。

神尾駅たぬき駅化計画始動!「開運たぬきっぷ」を販売します! | 大井川鐵道【公式】

 

 しばらく電車に揺られて、家山駅に到着です。電車は川根温泉笹間渡駅までは通じていますが、今回乗車した電車は家山止まり。代行バスの乗り継ぎ駅となっています。

 

 有人改札のある駅ですが、駅舎は建築からかなり年月が経っていそうな木造でした。春はこの駅の近くで見られる桜のトンネルでにぎわうようです。

 

代行バスに乗車、駅訪問します

 家山駅からは、台風の影響で電車が不通となっている区間を走る代行バスに乗り換えます。このときは紅葉の季節で千頭駅までノンストップのバスが増便されており、多くの方はそちらに乗ったので代行バスはガラガラでした。

 

 代行バスは下泉駅までは線路と並行するように進みますが、田野口駅のあたりでは大井川を挟んで対岸側(国道362号線)を走っています。

 

代行バス区間の駅を訪れてみました

 代行バスを徳山バス停で下車して、駿河徳山駅を訪問しました。ちょうど地元の方が清掃をされていました。

 

 電車は今は来ないですが、きっぷ売り場を備えた有人駅です。雰囲気のある木造の駅舎は変わらずそのままの様子に見えました。電車が戻ってくることを願うばかりです。

 

駅ノートがあるって情報だったけど、なかったね

撤去されたのかもしれないですわ

 

 続いて一つ隣の青部駅へとやってきました。こちらも昔ながらの木造の駅舎が建っています。

 

 駅舎の向かい側に立っているホームも簡易的な屋根があるだけですが、何だかすごく味わいがあります。

 

 無人駅でそれほど広くはなく、駅舎の中は簡易的な椅子があるだけでした。しばらく休んでいると、地元の方々が続々とやってきました。この駅で地域のイベントをするようで、その準備をされるようです。新しいSLのポスターを貼っていく姿が印象的でした。

 

 駅ノートが設置されていたので、邪魔にならないようにささっと描いてイラストを残してきました。

 

時が止まったような駅だったの

はやく電車が来るようになるといいね

 

寸又峡で一泊

 青部駅を後にして、代行バスで千頭駅までやってきました。千頭駅から先の井川線の区間は次の日に乗車するとして、この日は寸又峡で一泊です。

 

 どの宿も紅葉シーズンで満員に近かったですが、ギリギリ空いていたペンションで一泊。家庭的な雰囲気に癒されました。夜ご飯は寸又峡名物のボタン鍋をおいしくいただきました。

 

ボタン鍋って イノシシの肉なんだね

意外と普通においしい

あっさりでヘルシーですわ