今回は、青森県の津軽五所川原駅と津軽中里駅を結ぶローカル路線の津軽鉄道に乗車します。途中の気になった駅で下車をしつつ、冬の季節に走っているストーブ列車にも乗車いたします。
今回は青森県だね!
ずいぶん遠くまで来ましたわね
日本最北にある私鉄なんだって
レトロな雰囲気の津軽五所川原駅を出発
津軽鉄道の津軽五所川原駅へとやってきました。JR五能線の五所川原駅のすぐ隣に、年季の入った駅舎が建っています。
駅舎の中は、ここだけ何十年も前から時が止まったかのようなレトロな雰囲気が漂っています。
オレンジ色に緑色のラインの気動車に乗り込みます。ヘッドマークには「走れメロス」の文字。沿線には太宰治の出身地があることにちなんでいるようです。
実際に列車に乗車したのは3月下旬のころ。厳しい冬も終わり、雪もだいぶ解けてきたようです。
すごい鳥の群れが飛んでる
どこに向かっているんでしょうね
秘境感あふれる毘沙門駅で下車
最初の下車駅は、津軽鉄道の中ではもっとも利用者が少ない毘沙門駅です。周りを鉄道林に囲まれているところに駅がたたずんでいます。
待合室は小さいながらも存在感があり、由緒ある寺社仏閣の建物を思わせるような木造です。
待合室の中では、駅名のとおり毘沙門天のねぶたが掲げられ、睨みをきかせていました。この駅は、日本一かっこいい駅ランキング1位に選ばれたそうです。
待合室には駅ノートが置かれていました。毘沙門天ねぶたに見つめられながら、イラストを描いてきました。
この駅静かだね 周りに何もないのかな
駅近くにサバゲ―フィールドがあるみたいだよ
赤い屋根の芦野公園駅で下車
続いては芦野公園駅で途中下車してみました。駅のまわりは桜並木になっていて、見ごろになると桜のトンネルを列車が走る光景が見られるようです。
待合室はそこそこ広いでですが、現在は無人駅となっているようで、がらんとしていました。
駅ノートがありましたので、こちらでもイラストを描き残してきました。ここは桜の季節に来てみたいものですね。
ぜんぜん関係ないけど、この駅トイレないんだよね
公園のトイレも水道凍結防止で全部封鎖されていたの...
仕方ないですわね 隣のお店に行ってみましょう
昔の駅舎は喫茶店に
芦野公園駅のすぐ隣にある赤い屋根の建物は昔の駅舎です。現在は喫茶店「駅舎」として利用がされています。こちらでお昼にします(それとお手洗いもお借りします)。
喫茶店の中もどこか昔の駅を思わせるレトロな雰囲気です。芦野公園駅のホームが目の前で、駅に到着した列車が窓越しに見えました。
スリスリりんごカレーを注文しました。すりおろした林檎がたくさん使われて、やさしい甘みが広がる味わいでした。
カレーはレトルトも販売してたよ
お店のホームページからも通販で買えるみたいですね
津軽中里駅からストーブ列車に乗車
津軽鉄道の終点の津軽中里駅へとやってきました。雨風もかなり強くなってきました。津軽五所川原駅へと折り返します。
津軽鉄道の冬の名物ストーブ列車に乗車をします。乗車券のほかに、ストーブ列車券が必要となります。
ストーブ列車の車両は旧型客車と言われるもので、昭和初期に製造されたらしいです。こうした昔の車両が現役で使われていることには驚きです。
さっそく列車に乗り込みました。床は板張り、本物の網が張られている網棚と、昭和当時の様子をそのまま感じられます。
この古い列車走るの!すごいね!
鬼〇の刃の映画の列車だよね!?
車内には、だるまストーブが2台置かれています。車掌さんがだるまストーブに石炭を投入して、じんわりと車内が暖まってきます。なんともノスタルジックな光景です。ストーブ列車はさすがに人気のようで、出発時刻になるとほとんど満席となりました。
そして車内販売でスルメと日本酒を購入です。スルメはアテンダントさんが先ほどのだるまストーブであぶって割いてくれます。車窓に流れる田園風景を眺めながら、昔の客車で一杯やるという贅沢が楽しめました。
あのストーブはスルメも焼けるんだ~
実は居酒屋列車だったのですわね
今回の津軽鉄道の乗車記はここまで。お読みいただきまして、ありがとうございました。