去年にさかのぼりますが、2016年に宮城を訪れることがあり、復興した仙石線に乗車したのち、気仙沼線のBRTにも乗車してみました。
タイトルは何やら物々しいですが、内容はいつもどおり単なる旅の記録ですのでご安心ください(本ブログは政治関係の考察は行うものではありません)。
(2016.8.11~13 乗車)
福島駅から普通列車にて、未乗区間となっていた福島~仙台間の東北本線を乗ります。(2年前の2014年12月に東北を訪れた時は、福島から奥羽本線に乗り、山形から仙山線に乗っています。)
仙台からは新しく開通した仙石東北ラインに乗車です。東北本線と仙石線は松島駅のあたりで接近して走っているので、接続線を設けて乗り入れを可能にしたというわけです。
東北本線の分岐点。右方向に伸びているの接続線をわたり仙石線に入るようです。
2年前に来たときは仙石線も高城町から先はBRTでした。今回はその区間もしっかりと線路が敷かれており、石巻に到着です。
石巻からはさらに女川行きの列車に乗り継ぎます。石巻~女川間も鉄道が復旧した区間になります。
車窓からは海が近くに見えて、いいところです。
女川駅に到着。ここまで列車で来れるようになったんだなあ。しみじみと実感。
駅舎はかなり立派なものです。正直言って想像以上で驚きました。復興のシンボルといったところでしょうか。
駅舎の2階は展望スペースになっていて、駅前が見渡せます。
観光にやってくる人は少なくはなく、にぎわっていたと思います。
さて、念願の女川探訪を終え、石巻線に乗車して前谷地まで行き、気仙沼線に乗り換えです。
気仙沼線で列車でたどり着くことができるのは、柳津までとなっています。
柳津から先は、BRTというバス代行で気仙沼まで移動することになります。
バスは相当の距離をBRT専用につくられた道路を走ります。
鉄道による復旧は既に断念されているので、これもやむを得ないのでしょう。
ここは線路敷だった場所ではないかと思うと、なんだか複雑な気持ちです。本当に鉄道は走らないんだと思い知らされたようで。
バスの窓からは、あちこちで建設途中の現場が見られます。
BRTで終点の気仙沼までやってきました。仙石線のような復興を果たした鉄道もあれば、その反面で気仙沼線のように鉄道復旧を断念したところもあります。
地域の輸送としてはバスで十分と言われればそうなのでしょうが、日本全国に鉄道網をあまねく行きわたらせるという考えはもはや過去のものとなったのでしょうか。
(この機会に2年前にバスを使ってしまった一関~平泉間も乗っておきます。)
次の日、一関からは東北本線にて仙台まで戻ります。
あわせて利府支線も乗り、東北本線を完乗です。
今回は行くことができませんでしたが、山田線の釜石~宮古の区間については、三陸鉄道に譲渡する方向の話が出ているようです。実現すれば、南リアス線と北リアス線がつながることになります。盛~久慈までの直通列車が走るのかなど、今から期待がふくらみます。