冬の東北の旅、2日目の出発は大湊からです。
列車の出発の前に、軍港の街である大湊を散策します。
せっかくここまで来たので、北の軍港の雰囲気を味わって帰りたいと思います。
大湊の海上自衛隊へは、大湊駅からバスやタクシーで10分程度でアクセスすることができます。徒歩で行けない距離ではないですが、少し大変です。
駅から国道338号線沿いに進むと、次第に民家の間から艦艇が見えてきました。
海上自衛隊の基地のそばの公園からは、すぐ近くで停泊する艦艇を見ることができます。 間近で見ると結構な迫力がありますね。
この日は実施していませんでしたが、艦艇に乗船して見学できる日もあるようですので、興味がある方は是非行ってみてください。
続いて海上自衛隊の史料展示室である北洋館にやってきました。こちらは、いつでも見学可能です(開館は9:00~16:00)。
入館は無料のうえ、写真撮影も可能というすばらしいところです。
中には貴重な史料が展示しており、好きな人にとってはたまらない場所だと思います。昔の海軍の艦艇や、機関銃や砲弾の模型などたくさん並んでいました。
大湊へ来る機会があれば、少し足を延ばしてここまで来てみるのもいかがでしょうか。
北洋館の見学を終えて、大湊駅に戻って出発です。
快速しもきたに乗車して、大湊線を南下していきます。
隣の下北駅では、どっと観光客の方々が乗って来て、車内は空いている席が無いくらいの乗車率となりました。
今回乗車した快速列車は、下北を発車すると、大湊線内は陸奥横浜と野辺地にしか停車しません。
陸奥横浜に到着するころには、雪が少し舞い始めました。あまり天気はよろしくないようです。また、外と内の温度差で窓ガラスが曇ってしまいます。
大湊線の景色の見どころといえば、有戸~吹越間ではないかと思います。この区間では、陸奥湾に最も近づき、車窓からは海の景色を見渡すことができます。
この日はあいにくの天気のうえ、冬のせいか寂しい感じもありますね。
どちらかといえば、夏のほうが草が生い茂って、車窓からも良い景色を眺めることができるのではないかと思います。
野辺地に到着する頃には、雪が本格的に降ってきました。
ホームからみえる杉林は日本最古の鉄道防雪林とのことです。この日も雪から鉄道を守ってくれているみたいです。
次回は、野辺地から青い森鉄道線に乗り換えて青森まで行き、さらに青森からは秋田へと向かいます。
(続く)