今から10年ちょっと前、はじめて青春18きっぷを使い始めました。東京から岡山まで帰省の長い道のりでしたが、そのときに見た印象的な景色が、早朝の根府川駅です。
今回は、青春18きっぷで帰省していた頃と同じ列車に乗って見ました。
品川駅5時10分発の東海道線に乗車します。この列車は、小田原で熱海行きに接続し、熱海では浜松行きに乗り継げるため、18きっぷでよく利用しました。
小田原駅で向かいのホームに停車中の熱海行きに乗り換え、ひとつ先の早川駅を過ぎると、進行方向左側の車窓の景色が開けて朝焼けの太平洋が見えてきます。早朝の乗車は眠いですが、この瞬間は目が覚めます。
いつも通過していた根府川駅で、今回は下車しました。
ホームの目の前に海が広がるすばらしい駅です。都心から1時間半ほどで行くことができてアクセスも良好です。
日の出の時刻まで待ちます。初日の出の時は結構にぎわうみたいですが、今回は少し日がずれたので、それほど人は多くありませんでした。
6時52分頃に日がのぼりはじめました。
日の出と駅名標を絡めて撮るのも良し。
根府川駅は東海道線ではめずらしく無人駅です。味のある木造駅舎は、関東の駅百選にも選ばれています。
これまで何度も通過していた根府川駅ですが、実際に降り立ってみると素晴らしい駅でした。おすすめは日の出の時間です。
もうかれこれ10年以上も18きっぷを使っているのも、この景色があったおかげかもしれません。
初心忘るべからず。最初の気持ちを忘れることなく良い旅が続けられればと思います。