もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

南北つながる!三陸鉄道リアス線乗りとおし⑥【田野畑~久慈】

 前回の田野畑駅から引き続いて、久慈行きの列車に乗車です。長々お送りしておりました三陸鉄道リアス線乗りとおしも、いよいよ最終回です。

 

さすが最長の第三セクター、けっこう時間かかるね。

三陸鉄道にたどり着くまでも、そこそこ大変だったよ。

 

久慈行きの列車へ乗車

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 田野畑駅から久慈行きの列車に乗車します。昼の時間帯が近くなって、朝に比べると乗客も増えてきました。見るからにリアス線開通記念に来てそうな人もいます。

 

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 車両のつり革を見ると木製で、魚をモチーフにしたような形になっています。沿線で有名な鮭でしょうね。楕円形のほうはよくわからなかったんですが、あとから調べるとラグビーボールとのことでした。

次はウニ型のつり革かな?

痛くて握れないじゃん...まさかツボ押し用?

 

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 田野畑駅の次は普代駅に停車です。ここから沿線のキャッチフレーズが「不思議の国の北リアス」になります。

不思議の国のアリス!

 

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 そして、トンネルに挟まれた白井海岸駅へ。「海岸」と駅名についていますが、駅自体は海辺というよりは山の中という感じです。

秘境駅として有名なんです。

 

大沢橋梁で観光停車

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 そして、大沢橋梁で車窓から景色を眺めるため数分の停車のサービスがあります。トンネルが多い三陸鉄道の沿線では、景色が楽しめる場所は貴重です。

 

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  いやぁ絶景とか言いたいんですが、天気ばかりは変えられないですね。さらに雪が降ってきて車窓の視界を奪おうとしてくるという・・・

青空の日にリベンジしたい!

 

堀内駅で停車

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 大沢橋梁を渡って、続いて到着する堀内駅でも少々の停車時間があります。三陸鉄道のこういうサービスは好きです。

 

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 この堀内駅は、かの有名な朝ドラ「あまちゃん」のロケ地で使われており、劇中の駅名の「袖が浜」の駅名標もあります。

 

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 駅からも海や漁港の様子を眺めることができる、なかなか良い駅です。

あまちゃんロケ地巡りに是非!

 

安家川橋梁でも停車

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 続いて、安家川橋梁でも車窓の景色を眺めるために少々の停車があります。さすがの三陸鉄道、ここまでこまめにサービスをしていただけるとは感謝です。しかし、雪の影響でついに視界が...

ほとんど何も見えない…

 

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 海側と反対側の車窓は、いくぶんクリアでした。何か大がかりな工事をしています。将来的にはあちらに道路を通す予定なのでしょうか。

 

もう少しで終点

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 ひと通りの観光ポイントを過ぎて、野田村へと入ります。陸中野田駅には道の駅も併設されているとのことです。駅の愛称が「ソルトロード」というように塩が名産なんですって。

 

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  次の陸中宇部は、もう久慈市になります。駅前には住宅が広がっています。

次でやっと終点だね!

 

久慈駅に到着

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 ようやくのことで三陸鉄道の北の終点、久慈駅へと到着です。1泊2日の三陸鉄道の乗りとおしもこれにて終了です。しっかりと南北つながっていました!

 

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 お世話になりました三陸鉄道の車両をあらためて振り返ります。これからは盛から久慈まで長距離の運転もあって大変なことでしょう。 

 

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 三陸鉄道久慈駅の駅舎です。JRの駅舎の隣に位置しています。駅舎には「琥珀王国」と大きく書かれています。

久慈は琥珀の産地なんだって。

 

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  三陸鉄道久慈駅の駅舎では、三陸リアス亭という食堂があります。ここでは名物駅弁の「うに弁当」が売っています。1日20個限定で早くいかないと売り切れるみたいです(この日はもう昼をまわっていたので既に完売でした)。電話予約という手段もあるのだとか。

 

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  三陸リアス亭では立ち食い蕎麦もあります。さっと食べて次の電車に乗りたいときにありがたいです。ほたてそば(490円)というのもあります。そばの中にホタテがそのまま入っていて三陸ならではですね。

 

 さて、これにて三陸鉄道リアス線の乗車編も終了です。長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。釜石~宮古間が移管されて南北がつながった三陸鉄道、復興への応援も込めて一度乗車してみるのも良いのではないかと思います。(終)