もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

茨城県の土浦城と笠間城に行ってきました

 今回は記事は、城めぐりです!

 都内からも日帰りで行ける茨城県の土浦城と笠間城に行ってきました。

 心強い同行者として、お城大好きな知り合いの阿部さん(仮名)にご一緒してもらいました。阿部さんは日本100名城をほぼ制覇しているというすごい御仁です。

 

※以下、私はアルパカ(羊にも見える)の吹き出しで、阿部さんを犬の吹き出しでお送りします。

 

本日はよろしくお願いします。阿部さんは各地の城をまわっているとか。

よろしくお願いします。日本100名城と続日本100名城があって、各地の城のスタンプを押してまわってます。今日の城もスタンプありますよ。

 

 日本100名城と続日本100名城は、日本城郭協会により全国各地の城が認定されてスタンプが設置してあり、これらのスタンプを集めて全国をスタンプラリーできるらしいです。なお、スタンプラリー用の公式スタンプ帳は書店で売っているそうです。

 

茨城県の周遊に「ときわ路パス」

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 今回は、土浦城と笠間城ともに駅から歩ける距離ですので、電車で移動します。茨城県の日帰り旅行には「ときわ路パス」が便利です。茨城県内のJRだけでなく、関東鉄道や真岡鉄道、鹿島臨海鉄道といった私鉄もフリーエリアに入っているのでお得です。

 

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 取手駅で「ときわ路パス」を購入して、常磐線で土浦駅へと向かいます。

 

城の中にはレンタカーで移動しないと不便なところも結構多いんですよ。

僕は列車ばっかりなんで、レンタカーの移動はちょっとうらやましいですね。

 

土浦城を攻略します

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 土浦駅に到着です。土浦駅はサイクリングを推しているみたいで、自転車でも利用しやすい駅ビルになっていました。コンビニなど自転車を押して入店できるようになっているみたいです。

 

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 土浦駅から徒歩15分ほどで土浦城に到着です。亀城公園という公園の中にあります。駅からは舗装された道路の平坦な道のりで難なくたどり着きました。街の中に普通に建っているという感じですね。

 

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 この櫓門は、関東では唯一の現存する櫓門となっています。まわりは市民の憩いの場の公園といった様相なのですが、その中に実は貴重な建造物があったのですね。

 

土浦城のスタンプは東櫓に

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 土浦城は続日本100名城に選定されています。日本100名城や続日本100名城にはスタンプが設置されています。これらのスタンプを集めて日本全国の城のスタンプラリーができるというわけなのです。今回ご一緒している阿部さんも、このスタンプを集めてまわっています。

 

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 土浦城のスタンプは東櫓の中にあります。入館の受付のところにありました。

 スタンプを押す阿部さんは真剣そのもの。①念入りに上下を確認し、②予備の白紙に試し押しをして、③満を持して本番でスタンプ帳に押します。

 

スタンプ押すこの瞬間が緊張するんですよ~

押すまでの工程がすごいな!これがプロか。

 

ほたて食堂で昼食です

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 土浦城にも行けたところで、昼食にすることにしました。亀城公園の近くにあった「ほたて食堂」さんに入店です。ものすごい歴史がありそうな建物の天ぷらがメインのお店です。

 

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 私は天ぷら定食にしました。ごはんと天ぷらが別々の皿になっています。それとアツアツのあら汁です。天ぷらはゴマ油の香りがよく、サクっと揚がっております。ご当地感があるレンコンやわかさぎが入っているのがいいです。

 

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 阿部さんは天丼です。海老とかき揚げが乗っております。タレが染み染みなのがいいですね。あー、こっちの方がよかったのかなって、毎度のことですが隣の芝生が青く見えてしまうのです。

 昼食を終えたところで、次の笠間城に向かいます。

 

笠間に到着!まずは笠間稲荷へ

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 水戸線に乗車して笠間駅に到着しました。先ほどの土浦駅と比べればこじんまりとした駅舎です。駅舎は神社を意識したような外観となっています。

 

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 というのも、笠間稲荷神社は日本三大稲荷のひとつに挙げられるくらい有名な神社なんです。実はこの日やって来て始めて知りました。ほかの稲荷神社としては、京都の伏見稲荷や愛知の豊川稲荷が有名ですよね。

 

三大稲荷には岡山の最上稲荷が入っていると思っていたですが...

関東では笠間稲荷は割と有名なんですよ。

 

 調べてみると、三大稲荷がどれを指すかは諸説あるみたいで、地域によってバラバラであることが分かりました。

 

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 笠間稲荷ではちょうど菊祭りをやっていました。色とりどりの菊があちらこちらに飾られています。笠間は菊も有名なんですね。だいぶ笠間に詳しくなった気がします。

 

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 鮮やかな菊はインスタ映えすると思います。笠間の菊まつりは、毎年だいたい10月下旬から11月下旬の期間で開催されているようです。

 

笠間城のスタンプは井筒屋に

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 本題の城めぐりに戻ります。笠間城のスタンプは、「かさま歴史交流館 井筒屋」にあります。こちらも菊まつりにあわせて、菊のデコレーションが豪華です。

 この建物は、明治時代から建っている旅籠を改装して2018年4月にオープンしたらしいです。

 

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 本日2つ目のスタンプです。笠間城は続日本100名城に認定されています。あいかわらず阿部さんは念入りなスタンプ押し作業でした。

 職員の方に笠間城の行き方を聞くと、井筒屋から歩いて、山の坂道を登って片道30分くらいは見ておいた方がいいとのこと。結構ハードな道のりになりそうですね。

 

ここの職員の方は何を聞いても丁寧な対応でよかったです。

建物もきれいで笠間城の歴史の展示もいろいろありましたね。

 

笠間城を攻略します

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 井筒屋の方の説明のとおり、笠間上へは山道を登る必要があります。先ほどの平地の街の真ん中にあった土浦城とは全然違いますね。しかし、これはなんかやる気が出てきました。

 

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 坂道を登り続けて20分弱くらいで、やっと天守跡の前までたどり着きました。天守は残ってないですが、石段は当時からあるものなのか年季が入っているように見えます。木々が生い茂る中にかつての城の遺構があって、独特の雰囲気ですね。

 

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  かつての天守台の上には佐志能神社が鎮座しています。これもまた古びた雰囲気がいいですね。せっかくここまで来たんですから、参拝していきます。

 

しかし、すごいところに神社が建ってますね。

天守跡の石垣が素晴らしいです!

 

帰り道はとうふ屋さんのソフトクリームで休憩 

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 笠間城の上り下りで体力を消耗したので、ふもとまで降りてきて「佐白山のとうふ屋」さんで休憩です。人気店のようで次から次へ人がやって来ます。豆乳ソフトクリームが売ってましたので、これを購入です。ほんのり豆乳風味がありながら軽やかな味わいがいいですね。

 

関東鉄道に乗って帰ります

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 そして、帰りは下館から関東鉄道を経由して帰路へと就きます。せっかく「ときわ路パス」があるので、来たときとは違う道で帰ります。

 

行きと帰りと違うルートにしたいという乗り鉄のエゴです。

趣味に凝りだすとお互い苦労しますね。

 

 以上、茨城県の土浦城と笠間城の城めぐりでした。阿部さんが言うには、街中にある平城の土浦城と、佐白山の山頂にある山城の笠間城、全く性質が違う城が一日で見比べられてよかったとのことでした。城めぐりの世界もなかなか奥が深そうです。