もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

三浦半島の東端 観音崎へ

 今回は、京急本線の終点の浦賀駅から、バスに乗車して三浦半島の東端にある観音崎へまいります。5月の大型連休中にやることもなく、ふらっと行ってみただけなのですが、これが独特な世界観のおもしろいスポットなのでした。

 

この前は山だったから 次は海がいい!

近場で三浦半島はどうでしょうか?

京急の赤い電車で行くの

 

こっちが京急本線の終点

 京急本線の終点の浦賀駅にやってきました。京急の終点と言えば三崎口が思い浮かぶのですが、実は京急は品川~浦賀が京急「本線」で、途中で枝分かれした堀之内~三崎口が京急「久里浜線」となっています。運行上は快特や特急の行先が三崎口なので、そっちのほうが本線みたいな扱いに見えてしまいます。

 

 浦賀駅前から、観音崎行きのバスがおおよそ20分に1本のペースで出ています。終点の観音崎まで約15分の乗車、運賃220円と短時間の乗車で到着です。

 

観音崎を探索する

 浦賀駅からバスに揺られ、観音崎に到着しました。バス停のすぐ近くに海岸があって、海が目に飛び込んできました。

 

海って 久しぶりに来たー

最果てみたいな石碑がありますけど 東京湾ですね

 

 海岸沿いに遊歩道があって、丘の上に見える灯台のほうまで行けるようですね。道沿いに歩いていってみましょう。

 

 岩壁の洞窟の中に、小さなお堂があって、よく見ると観音像が安置されています。もともとは、奈良時代に行基が観音像を祀ったことで観音崎という地名になったようです。今の観音像は2018年に復元されたものらしいです。

 

 海岸沿いの道の途中に、観音崎灯台の方向へ階段が続いています。こっち方面へ登っていってみます。

 

 樹木が生い茂って、かなり緑が濃い道ですね。思っていた灯台への道のりとちょっと違っていました。

 

 観音崎灯台に到着!しかし、この日の営業時間は16:30まででもう閉まっていました。

 

もう終わっちゃってる...

近場だからって 出発時間遅かったんだよね

 

 観音崎灯台はゴールではなく、まだ道が続いています。右に曲がる階段があるので、そっちへ行ってみます。特に何か目指しているわけでもなく気の向くままで歩いてます。

 

 これまたジャングルみたいなところに出ました。あの岩の隙間みたいなところを通っていくみたいですね。

 

 ジャングルみたいなゾーンを抜けると、何か怪しげな研究施設みたいなものが現れました。

 

これって 変な電波飛ばしたり 人体実験したり

船の交通整理をしているところですよ

 

 さらに進むと、鬱蒼とした植物に覆われて石積みに扉があったり、滅びた古代都市みたいな場所に出てきました。ここはかつての陸軍の砲台跡のようです。

 

 トンネルはフェンスで塞がれており、立ち入り禁止となっています。この先は一体どこにつながってるんでしょうね。

 

 謎のトンネルのところを曲がると、アスファルト舗装された道が続きます。久しぶりにまともな道に戻った気がします。

 

 道なりに進むと、レンガ積みのトンネルが現れます。何かの物語にそのまま出てきそうな雰囲気もあり、これは中へ進んでみたくなります。

 

古代遺跡みたいなところなの

ラピュタの世界観ですね ここは

 

 トンネルを抜けると、またしても滅びた古代都市みたいな場所がありました。これも砲台跡のようです。

 

 さらに道なりに進むと、見晴らしの良い展望台にたどり着きました。海の方向に向かってベンチが置いてあるという素敵スポットです。

 

あんなところに つぐみちゃんと2人きりになれるベンチが!

わたしもいるよー

 

 実際は座ってみると若干視界が草むらに覆われたような感じになりますが、この日は誰もいなくて静かで、非常に落ち着けるところでした。

 

 海の見晴らし台から元の道に戻って、さらに道なりに進むと左手に公園のようなところが見えてきました。

 

 戦没船員の碑という大きなモニュメントが建てられています。先の第二次世界大戦で亡くなられた方の慰霊碑となっています。

 

 海が良く見渡せる眺めのよいところに慰霊碑は建てられています。静かな海への願いが込められているのだろうと思います。

 

 結構歩き回っていい時間になったので、階段で丘を降りてスタート地点へと戻ります。

 

海だったりジャングルだったり忙しいの

道もよくわからないし  探検隊だよね

 

 バス停のある駐車場へと戻ってきました。気が付けば薄暗くなって夕暮れ時が迫ってきました。

 

 今回歩いたコースはこのとおりです。これは地図全体の一部で、まだまだ見てまわれるところがいっぱいあるみたいです。

 

 京急観音崎ホテル方面に向かって、海岸沿いはボードウォークになっています。ここからの海の景色と夕日の眺めが綺麗でした。

 

すごい きれいな夕日!

海沿いにあるホテルに泊まってみたいですわね

 

 さて観音崎の探索もここまで。ほとんど前知識なく、気の向くままに歩いてみましたが、灯台のある海の景色、丘の上の緑地、かつての砲台の遺構と不思議な光景が広がっていました。