今回は、長野県長野市の松代を訪れます。江戸時代は真田氏が治めていたところであり、歴史的な建物も多くあります。そんな松代をぶらぶらと歩いてみます。
真田氏のゆかりの地って、いろんなところにあるよね
松代に真田家が来たのは江戸時代に入ってからなんだよ
いまも残る松代駅
長野駅からのバスで松代町へと向かいます。かつては長野電鉄屋代線が走っていましたが廃線となりました。なお、長野インターを降りてすぐのところが松代町なので、マイカーでのアクセスはかなり便利です。
松代駅でバスを下車しました。かつての長野電鉄の松代駅は、そのままの姿で残されていました。駅前の松の木が立派で、なかなか趣のある木造駅舎です。
駅の中はバスの待合室としても使われているみたいです。出札口など残っていて、当時の様子がそのまま感じられるようです。
列車は来なくなったけど 駅はそのままなんだね
ずっと昔からこんな感じだったのかな
ホーム側はレールは撤去されていますが、いまにも列車が来そうな感じです。張り出した屋根の木組みも良い味を出しているのではないでしょうか。
駅舎の脇のベンチが、昔ながらの駅といった感じを出しているように思われました。なんだか懐かしい感じです。
真田氏の居城でもあった松代城
松代駅からは、松代城址がすぐ近くに見えましたので、ふらっと来てみました。こちらは江戸時代に入って真田信之(真田幸村の兄)の居城となり、以降、松代藩は真田家の治める地となったようです。
城自体は消失してしまって再建されたもののようです。全体に堀がめぐらされていて、そこに架かる橋から入城します。
思ったより小さいお城だよね
石垣とか堀がいい感じに残ってるの
橋を渡ると太鼓門がそびえ立っています。それほど大きな城ではなかったようですが、それでも門は割と重厚感があるように見えました。
門の内側は、残念ながら特に何があるというわけでもなく、現在は広場となっています。
石垣は当時の物が残っているのかもしれません。城の周りをぐるっと巡るように残されております。なお、江戸時代の半ばには、藩の政治の機能は、ここにあった本丸から少し離れたところにある花の丸に移されたらしいです。
真田氏の住居 真田邸
続いて松代城から少し歩いて、真田邸へとまいります。真田邸は入館料400円と有料となっております。真田宝物館や文武学校との共通券を購入でセット割引が受けられます。
こちらが真田邸の入り口です。個人の居宅というよりは、寺社のような風貌となっています。藩主の家なので、それは豪華ですよね。
中はこのように、大小さまざまなお座敷の部屋が並んでいます。建築面積1600㎡ものお屋敷に、35もの部屋があるらしいです。
部屋がめっちゃある~
迷子になるよねー
庭も広大な敷地となっており、邸宅の縁側に座って見える庭の景色がきれいです。こんなところに住んだら、ぼんやり庭を眺めながらずっと縁側でゴロゴロしていたくなります。
真田宝物館も行ったけど撮影禁止だったの
かっちょいい日本刀があったよ!見てみてね!
松代の町はかつての城下町の風情を残すように整備がなされています。歴史的な雰囲気が感じられる町並みとなっていました。
さて、次回は、廃線となった長野電鉄屋代線の駅のひとつへとまいりたいと思います。