もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

大湊線に乗車して本州最北の駅へ!<本州の北の果て恐山を目指す18きっぷの旅(5)>

八戸駅を出発して、大湊線へ。18きっぷの特例が使えます。

 今回は、八戸駅を出発して、途中の野辺地駅から大湊線へ乗り換えて、この日の目的地の下北駅まで向かいます。  

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 八戸駅から青森駅までの間は青い森鉄道ですが、特例により18きっぷで乗車することができ、八戸駅・野辺地駅・青森駅に限って途中下車することができます。

 野辺地駅から出る大湊線はJRの路線でありますが、他のJR線と接続していない路線となっていますので、特例により救済措置があるわけです。

 

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 八戸駅から45分ほどで野辺地駅に到着して、青い森鉄道とお別れし、大湊線へと乗り換えをします。

 

大湊線の車両へ乗り換えです。

 野辺地駅へやってきた大湊線の大湊行きの車両は、東北地方のディーゼル車としておなじみのキハ100系です。

 大湊線では、大湊方面へ向かう列車の場合、進行方向左側の席に座るほうがおすすめです。こちらのほうが、途中で車窓から海の景色を眺めることができるからです。

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 お盆休みの真っ只中ですので、車内はほとんど満員状態です。野辺地駅を出発して、しばらくして日没の時間が近づいてきました。雲の切れ間から差し込む夕日がきれいです。

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ビュースポットは有戸~吹越間

 大湊線の有名なビュースポットは有戸駅から吹越駅の間です。大湊行きの列車は、この区間で進行方向左側に陸奥湾が広がってきます。

 

 有戸駅を出発した列車は、立ち並ぶ風車の間を抜けて、次第に海へと近づいていきます。

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 そして、陸奥湾に最接近する区間を通ります。この日はちょっと雲が多いですが、夕暮れの時間帯の乗ると一段と旅情があります。

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 大湊線の車窓は夏が似合うのではないかと思います。生い茂る夏草の向こうに海を眺めることができます。冬になると枯れ草に雪が積もって若干殺風景な景色になってしまいます。

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 そして、大湊線のもうひとつの見どころは、前面展望です。緑に囲まれた中を線路が真っすぐ伸びており、ここを列車がひた走っていきます。

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本州最北の下北駅へ到着!

 ビュースポットを堪能して、本日の目的地である下北駅へとやってきました。大湊線の終点は隣の大湊駅ですが、本州最北に位置しているのは下北駅のほうです。

 下北駅はこのあたりの交通の要衝であり、恐山や大間へ向かうバスがこの駅から出ています。

 かつては、下北駅から出る下北交通大畑線が走っており、さらに北へ列車で行くことができましたが、2001年3月に廃線となってしまいました。

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次回は、ついに最終目的地の恐山へ

 東京を出発してから、ずいぶん長くかかった列車の旅も、ようやくこれで終わりです。次回は、下北駅からバスに乗車して旅の最終目的地の恐山へと向かいます。(続く)

 

※2019.1.14更新