もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

雪降りしきる松之山温泉へ

 今回は、ほくほく線に乗ってやって来たまつだい駅から、松之山温泉へと向かいます。

 寒いときは温泉でからだをあたためたくなります。また、松之山温泉はたいへん雪深いところらしいので、この季節に雪を見に行ってみようと思い立ったのでした。

 

今回は日帰りで行ってきます。

 いや~寒かったねぇ~

 

まつだい駅からバスで

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 北越急行まつだい駅から出発です。「ほくほく線発祥の地」と書かれた碑が駅前にあります。全く知らなかったことですが、雪深いこの地に鉄道を誘致する必要があると活動を始めたのは、松代村の有力者たちのようです。その後紆余曲折あって、現在のほくほく線が建設されるに至ります。

 

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 まつだい駅からは松之山温泉までバスが出ています。始発が十日町駅になっている便もあります。 

 この日のバスの乗車人数は・・・ほかには誰もいませんでした。自分たった一人だけです。滅多にこういうことには遭遇しないんですけどね。

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  結局、終点まで誰も乗って来ませんでした。

 なんかちょっと寂しいね...

 

松之山温泉に到着

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 さあ松之山温泉にやって来ました。バスを降りたら、真っ白な世界でした。

 

雪すごーい!ゆきー!

 

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 松之山温泉の温泉街は、11軒の旅館と飲食店や土産屋さんが軒を連ねるこじんまりとした温泉地という感じです。そして、冬になるとこのように雪が降り積もる豪雪地帯でもあります。

  

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 松之山温泉はその薬効の高さから日本三大薬湯のひとつに数えられるのだとか。約1200万年まえの化石海水が湧出するジオプレッシャー型温泉らしいです。ちなみに三大薬湯のほかの2つは有馬温泉と草津温泉のようです。 

 

寒いからラーメンです

 いざ入湯といきたいところですが、先にさっと食事を済ませてしまうことにします。

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 手打らーめん柳屋さんに入店です。外は寒いですから、あったまるラーメンです。なんて言いつつも、年がら年中ラーメン食べている気がします。

  

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 五目中華を発注です。中太のちぢれ麺にあっさりスープが懐かしい感じで、しみじみあったまります。上にのっているチャーシューが特においしいです。固くなく臭くもなくてジューシーです。

 たいへんおいしかったです。ごちそうさまでした。

 

鷹の湯に入湯です

 いよいよ温泉に入湯です。温泉街の真ん中あたりにある「鷹の湯」に入ります。500円で入湯できる日帰り温泉施設です。わりと混み合っていて、海外の方の姿も見えます。

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 内湯の入り口のドアを開けると、もうもうと湯気がたちこめていて視界がさえぎられます。お湯は薄い緑色をしており、ほかではあまりないような独特な香りがします。温泉好きな人が言っているアブラ臭というやつなのでしょうか、石油っぽいといわれればそのような気もします。そして、温度はあっつあつです。熱い、熱すぎます。それでも浸かっていると、何かじわーと体にしみこんでくるような、そんな感覚になってきます。

 

 そして露天風呂もあります。こちらの方が濃度が濃ゆいようにも感じられます。内湯と比べれば外気で冷まされているのか、少し入りやすい温度ですがそれでも十分に熱いです。ちょうど季節的に雪を見ながら浸かることができ、川の流れる音も聞こえてきて、とても風流です。

 

 松之山温泉はなかなか強烈であり、お湯から上がってもなかなか湯冷めしないように感じます。

 

この温泉、すごいパワーを感じる... 

いいお湯だったね!

 

冬らしい景色が楽しめる温泉地

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 温泉でからだもあったまって外を歩いてみると、降り積もった雪の量に圧倒されてしまいます。

 温泉街の外れのほうには、白く降り積もった雪の中に黒い牛のシルエットが見えてます。大地の芸術祭に際して作成された「ブラックシンボル」という作品でスペインのワインメーカーの看板らしいようです。

 

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 また温泉街の端っこにある不動滝は、雪山をかきわけるようにダイナミックに流れて落ちてきます。こちらも冬らしいの景観に仕上がっています。

  

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 今回は日帰りで短い時間の滞在となりましたが、雪を見ながら温泉三昧というのも心惹かれるものがあります。次の機会には泊まりに来たいものです。

 

 

今週のお題「雪」