今回は飯山線の森宮野原駅で途中下車します。この駅は最高積雪記録がありますので気になって降りてみました。
その後、飯山線に再び乗車して十日町を経由し、終点の越後川口まで向かい、飯山線を完乗します。
豪雪地帯編は今回で最後だよ!
雪いっぱい見れたね!
最高積雪地点の記録がある森宮野原駅
長野駅から飯山線に乗車して森宮野原駅へやってきました。運が良かったことに、観光列車の「おいこっと」が普通列車で運転されていて、ずいぶんと得をした気分です。
この駅にやってきたのは、数年前の夏に飯山線に乗ったときに車窓から見た、この柱が気になっていたからです。きっと冬に来たら、それはまったく違う光景になっているのだろうと思ったのです。
そして実際に冬に来たら、こんなことになっていました。線路脇には除雪された雪が壁のようにうず高く積まれています。
駅名は近くの地名の「森」と「宮野原」から取っているんだって
「森宮」「野原」じゃないんだね
せっかくなので途中下車します
前々から気になっていたこの駅で途中下車です。予想外に列車交換で10分以上の停車時間があって、それだけでも十分に駅の雰囲気を堪能できたのですが、ここは計画どおりに下車することにして、おいこっとを見送ります。
駅のホームでずっと突っ立っていると寒すぎるので、駅舎の中へ入ります。「また乗ってくんねかえ」と、旅立つ客へと呼びかけています。
駅舎の中は木造のほっこりする雰囲気です。古民家のような感じで、田舎のおばあちゃんの家に来たかのような安らぎ感があります。
こたつでみかんの気分ですね
駅舎を正面から見てみます。風車のようなマークが特徴的です。これだけの豪雪地帯ですが、きれいに雪かきされているので歩きやすいです。
近くの「道の駅さかえ」へ
次の列車まで時間があるので、道の駅までやって来ました。地元の特産品が売っているだけでなく、食事処も併設されているので便利がいいです。お昼時ということもあって結構にぎやかでした。
メニューは豊富で定食、丼、麺などひと通りはそろっている感じです。長野県ということもあって蕎麦が有名なようですが、外は寒いのであんかけラーメンを発注です。
あつあつスープにあんが絡んで、冬にはいい感じですね。ごちそうさまでした。
なんだかんだ言って、毎回ラーメンだよね?
道の駅でトマトジュースも買ってみました。このあたりはトマトの産地として有名なようですね。
トマトジュースは幼いころに飲んで以来、そのよくわからない匂いと味が若干トラウマになっていたのですが、森宮野原駅の途中下車を記念して購入です。思い切って飲んでみましたが、意外と自然な味わいで、これなら全然平気で飲めました。結構まろやかな感じがします。
終点の越後川口へ
森宮野原駅に戻って、越後川口方面へ向かいます。まずは十日町行きの列車へ乗車です。キハ110系がやってきました。
ローカル線といえば、これだよね
森宮野原を出ると、すぐに県境を越えて新潟県へと入ります。車窓から見える千曲川は、新潟県へ入ると信濃川へ名前を変えますが、あいもかわらず川の流れと雪景色の組み合わせは見ごたえのあります。
川の流れをぼんやり見ながら列車に揺られて、ゆったりと流れていく時間が好きです。普段あくせく働いているときのことを忘れられるような。飯山線には癒しがありますね。
十日町で乗り継ぎ
十日町に到着しました。ほくほく線との乗り換え駅で、ホームから見える高架がほくほく線の線路です。十日町駅で30分程度の待ち時間を経て、次の越後川口行きの列車に乗車します。
数時間前に森宮野原駅で見送ったと思われるおいこっとに再会しました。おそらく越後川口まで行ったあと、折り返して十日町まで来たのでしょう。
そういうわけで、再びおいこっと普通列車に乗車となりました。うれしいような、ありがたみが薄れるような。
また会ったね!
十日町から越後川口までは30分程度の乗車です。進行方向右手の山の裾に沿うように進んでいきます。そして信濃川から分かれる魚野川を渡ると、まもなくして終点の越後川口へ到着します。
長野から続いてきた飯山線の旅もこれにて終了です。ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
いや~今回の旅は寒かったね~
来年はストーブ列車かこたつ列車がいいかな