2019年3月23日ついに南北がつながった三陸鉄道リアス線に、先週、乗車してきました!
JR山田線の釜石~宮古間が移管され、第三セクターとしては日本最長の163kmの路線が誕生しました。
2日間かけて、途中下車をしながら盛から久慈まで乗ってきましたので、そのときの様子をお送りいたします!
いま話題の三陸鉄道だね!
じぇじぇじぇ!
盛を出発!南リアス線区間を北へ
三陸鉄道の盛(さかり)駅から出発します。開通して間がないということもあり、狭い駅舎の中では券売機の前に行列ができています。
ちなみに、今回は夜行バス「けせんライナー」で気仙沼まで乗車し、大船渡線BRTを乗り継いでここまでやって来ました。(「けせんライナー」は「盛・サンリアSC前」という盛駅に比較的近いところにも停車します。)
跨線橋(といってもBRT専用道をまたぐのですが)には港町らしく大漁旗が掲げられています。
そして、三陸鉄道リアス線の車両とご対面です。「祝 三陸鉄道リアス線開通」のヘッドマークが取り付けられ、どこか誇らしげです。
盛発の宮古行きという、これまでは見ることができなかった行き先に、本当につながったのだと実感します。
盛~久慈の直通列車もあるんだって!
東日本大震災の被害を受けたときに、クウェートからの支援によって導入された車両です。アラビア語、英語でも感謝の言葉が書かれています。
車内はこのようなテーブル付きのボックス席がメインとなっています。これは開通記念乗車の気分も高まりそうです。
2両編成で運転されていたこともあって、盛で乗車したときは空席もあるくらいで、座席には余裕がありました。
それでは三陸鉄道の乗りとおしへ出発
前口上が長くなってしまいましたが、いよいよ三陸鉄道リアス線の旅へ出発です。動画を撮っているグループがいたりと、記念ムードがただよっています。
綾里駅で反対列車と行き違いです。開業の当時から走っている車両で、これはこれで趣があります。
恋し浜駅では2~3分ほどの停車があります。これは南リアス線のときから変わっていませんね。
恋し浜はホタテが有名です。駅の待合室にはずらっとホタテ絵馬がかかっていますので、一見の価値ありだと思います。
へぇー、貝がらに願いごと書くんだね。
車窓をぼんやり眺めていると「三鉄沿線を花で飾ろう」との看板。震災の爪痕が残り殺風景なところもちらほらありますからね。
そして、吉浜駅を出てすぐのところで徐行運転のサービスです。吉浜湾が見渡せる、旧南リアス線の区間の中では眺めがいいところです。
そして、長いトンネルを抜けると唐丹駅に到着です。出発すると、またまた長いトンネルへと入ります。結構トンネルの区間が多いのです。
トンネルを抜けると平田(へいた)に到着です。駅から釜石大観音が遠くに見えてきます。そして、次はかつて南リアス線の終点であった釜石へ到着です。
釜石からは混み合います
釜石駅からは一気に乗客が乗ってきました。JR釜石線で花巻方面からやって来て、三陸鉄道に乗り換える人が多くいるのだろうと推測されます。
一気に進むのも何だかもったいないので、僕はいったんここで途中下車します。新たに開通した山田線の区間に入る前に少し休憩です。
その精神統一みたいなやつ必要ですか...
釜石駅前をぶらぶら
釜石駅のすぐ隣にあるシープラザ釜石に行ってみました。お土産屋さんが入っていて、地元の名産品は基本的にほとんどそろっているような感じでした。
そんななか見つけたのが、こちらの浜千鳥「鐵の道」という日本酒です。三陸鉄道のラベルだったので、これを購入することに。
調べてみると、「鐵の道」の銘柄はローカル鉄道の支援のため各地のいろいろな酒造会社から出されているみたいです。
そして、釜石駅の近くのローソンで見つけたのが、こちらの「さんてつ応援パン」です。甘いクリームに少し塩味のきいた生地、それとうぐいす豆の組み合わせで、あまじょっぱい味に仕上がっています。
パッケージも三陸鉄道の車両の色なんだよ!
こんな感じに三陸鉄道を応援する気分もますます盛り上がってきたところで、次回は山田線から移管された釜石~宮古の区間へ入っていきたいと思います。(続く)