もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

ぶらり三保の松原!

 今回はゴールデンウィークに三保の松原に行ってきたときのことをお送りします。

 三保の松原は、世界文化遺産になった富士山の構成資産として登録されたことでも有名です。

 あいにくの天気で富士山は見えませんでしたが、行き当たりばったりであちこち楽しく歩きまわりました(笑)

 

事前の調べなしで行き当たりばったりだったね!

無事にたどり着いてよかったんだよ。

 

清水駅から水上バス!

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 降り立ったのはJR清水駅です。今回、三保の松原を選んだというのも、静岡県内の東海道線で途中下車したことがほとんどないので、さすがにどこか行ってみようと思ったのです。

これまでに何回通過したことか数えきれないくらいだけど

 

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 清水といえば、ちびまる子ちゃんに、エスパルス。みなと口から出て少し歩くと清水港に着きます。グーグルマップで見ると、海上を通って三保へ行くルートがあったので、これで行ってみましょう。

 

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 清水港に着くと水上バス乗り場(江尻)があります。ここで往復の乗船券を買っていざ水上バスへ。

 水上バスは1時間に多くて2本です。後から気がついたのですが、清水駅からはバスでも三保の松原に行けるのです。この時はそのようなこと知りもせず、海路楽しそうくらいのノリでした。

 

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 水上バスがやって来ました。海の上を開放的に行けるのがいいですよね。途中で日の出桟橋を経由して、三保へとまいります。

海だね!たーのしー!

 

三保に到着!何となく先っぽを目指す...

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 水上バスで海の上を進むこと25分ほどで三保に到着です。さて、それでは三保の松原へと行くことにしましょう。

 しかし、三保の松原ってどこにあるんでしょうかね。水上バスから降りたらすぐそこかと思っていたら、全然見当たりませんね。

 

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 さっき水上バスから見たときは、松がたくさん生えているからすぐ着くと思ったんですけどね。とりあえず、半島の先っぽのほうに行けば何かあるんじゃないですかね。

よくわからないけど、端っこがゴールなんじゃないかな?

 

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 海岸線をてくてくと半島の先の灯台の方へと歩いていきます。散策するのに気持ちがいいところです。

 

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 ネコとの遭遇率も高かったです!

にゃーにゃー

 

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  灯台の見えるところまでやって来ました。見晴らしがいいです。松も生えていて良い景色です。

 でも、世界遺産にしては、まわりにバーベキューしている人しかいない・・・ここ三保の松原と違うんじゃないか?たどり着いて違和感に気がつきました。

 チガウ、ココジャナイ...

 

半島の反対側にあるんだな。旧三保駅へ立ち寄り。

 どうやら方向が違うことが判明して、グーグルマップを見ると水上バス乗り場がある側の岸と、半島の反対側の岸に三保の松原があることが分かりました。歩くと30分~40分もかかるのか...結構遠いのですね。

 

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 灯台のところから水上バス乗り場のほうへと戻ってきました。バス停があるので、バスで三保の松原入り口まで行くのがいいみたいですね。

水上バスで来てもバス乗るんだね。清水駅からバスでもよかったんじゃない?

 といっても、次のバスまで30分くらいあります。さっきバスが行ったばっかりみたいですね。まあ仕方ない、これも運命。

いっそ歩いたほうが早いんじゃない?

 

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 そういうわけで、えっちらおっちら徒歩で三保の松原方面へと移動開始です。途中のコンビニで適当に買い物しながらマイペースにまいります。

 途中の「三保ふれあい広場」には、国鉄清水港線の三保駅の跡があるみたいなので、ふらふらっと寄っていきましょうか。こういうのがあるから、徒歩の移動は捨てがたいところがあります。

 

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 公園内に入ると、旧三保駅0mのしるしがあります。ここがかつて三保駅だったんですね。

三保の松原からも遠くないから、ちょっと寄ってみるのもいいかも

 

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 かつて清水港線を走っていたディーゼル機関車とアルミナタンク車が保存されています。日本軽金属清水工場などからアルミニウムの原料となるアルミナを輸送するのがメインだったみたいです。旅客の扱いもあったのですが、末期は1日1往復だけの運行しかなかったとか。

 

ようやくの三保の松原です!

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 いろいろ寄り道しましたが、ようやく目的地の三保の松原の近くまでやって来ました。バス停「三保松原入口」から、大通りを一本入って歩いていきます。

 

神の道

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 海岸のほうへ向かって「神の道」という歩道が整備されています。両側には松がずらっと立ち並んでいる並木道を歩いていきます。

 

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 神の道というその名のとおり、厳かな雰囲気が漂っております。天気がぐずついて雨が降ってきましたが、なおのこと神々しさも増してきたようにも感じられます。

 

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 歩道に倒れ掛かるような大きな松も。

思わずポカーンって見上げちゃうよね

 

羽衣の松 

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 神の道を抜けると「羽衣の松」がある三保の松原の中心へと到着です。日本新三景のひとつにも挙げられています。

 

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 そして羽衣の松。羽衣伝説で天女が衣を掛けたといわれる松で、今は三代目になるそうです。神の道の向こうにある御穂神社の御神体でもあるのだとか。

はごろもフーズの本社も静岡にあるもんね。

シーチキン!

 

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 うっそうと松が生い茂る三保の松原は、日本三大松原にも入っているのです。「三大」なんちゃらの類はこの国では色々とあり乱立しておりますが、三保の松原は日本新三景と日本三大松原の二冠を達成しているんですね。

 

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 海岸へと出てきました。さすがにこの天気では富士山を見ることはかないませんが、波打ち際に傘を持った人たちがポツポツ立っております。ここまで来たからには、ちょっと海を見て行こうかという気持ちにもさせられてしまうものです。

 

マンホールカード!

 ずいぶんと時間はかかったものの、無事に三保の松原を見てまわって清水駅へと戻ろうとしていたときのこと。

 私も読者登録をさせていただいているFrostmoonさんより、清水駅前の観光案内所でマンホールカードを配布しているという情報をいただきました。ありがとうございます!

 それまで全く気にも留めなかったマンホールのことですが、これは面白そうだとGETしてきました!

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マンホールがまるちゃんだ~!

これはコレクションしたくなるんだよ!

 

 鉄道旅でも集められるマンホールカードについて、Frostmoonさんの記事で詳しく紹介されていますのでご参照ください。

tetsutorin.hatenablog.com

 

おわりに

 今回は三保の松原へ行くと目的地しか決めていなかったので、少々行き当たりばったりになってしまいました。

 とはいえ、あまり時間を気にすることなく、気の向くままにふらふらするのは面白くもありました。せっかく日常から離れて出かけるのですから、何にも縛られずに自由にやりたいですからね。