今回は因美線の知和駅を訪問しました。「のんのんびより」のコミックス2巻の帯にこの駅が使われたと言われ、いわゆる聖地とされています。
「のんのんびより」は私の好きな作品でもあり、聖地巡礼の意味も込めて駅訪問してみたいと思います。
聖地巡礼って何なの?
漫画やアニメの舞台となった場所に行くことだね
田舎にぽつんとたたずむ駅
のんのんびよりの聖地、知和駅へとやって来ました。小さな集落にぽつんと立っている駅で、原作さながらの田舎の雰囲気が出ています。
駅の近くの景色はこんな感じでした。田園地帯が広がるなか、ときおり一両編成の列車が走っています。しかし、すごい霧ですね。
ほんとに田舎だね。
近くに神社とかお地蔵さんがあるよ!
駅舎は木造で開業当時からある物らしいです。この駅の開業は昭和6年なので、もう90年近く使われている計算になります。
駅舎の中の構造は、隣の美作河井駅とほとんど同じです。今は無人駅ですが、少し出っ張っているのが出札口、その隣が小荷物取扱口だったのでしょうか。因美線はこのような昔の駅舎が残っているのが素晴らしいです。
駅のホーム側にやってきました。少々うろ覚えですが、のんのんびよりのコミック2巻の帯はこんな感じだったと思います。
そういえば、つぅちゃん何となく、れんちょんに似てない?
気のせいだと思うけど
ちょっとモノマネしてみてよ
(無茶ぶりきたよ...) にゃ、にゃんぱす~
伝説の剣ひろったのん!
知和駅には桜の木がいくつかあって、春になったらきれいな景色が見られそうです。田舎の秘境駅でお花見というのもオツですね。
木の下に何か落ちています。これは、そりゃまあ、ただの木の枝・・・ 。
もとい。この重さといい、枝っぷりといい、これはまさか!?
伝説の剣ひろった!
うわぁ棒じゃん。
※のんのんびより りぴーと1話のくだりをやってみたかっただけです。
リアルは大変です
駅舎に戻ってたら、どなたかやってきました。まさか、れんちょん!?じゃなくて、地元のおばあさんでした。まだ列車の発車まで1時間はあるのに、先ほどからホームの待合室におられたようです。
もしかして、さっきの伝説の剣のくだり見られてた?
だとしたら恥ずかし・・・。
おばあさんが言うには、昔は4両編成が走って鳥取まで行けたのだが、今は全然列車が来なくなって、バスやタクシーを使うようになったとのこと。きっと急行「砂丘」が走っていた頃のことだろうかと思います。
このあたりは、冬になると20cm以上の積雪のこともあるようです。隣の美作河井駅にラッセル車の転車台が設置されていたのも頷けます。同じ岡山県でも私の住んでいた倉敷市は、そんなに降ることはほとんどなく、数cm積もっただけでも大騒ぎです。また、このあたりでは最近は空き家が増えて、隣の街の美作加茂あたりでも空き家が出てきたとか。
リアルな田舎暮らしはやはり大変で、のんのんびよりのようにゆるくないみたいです。
今回はここまで
津山方面行きの列車に乗りこみます。乗車するのは13:29発の津山行きで、次は列車は3時間30分後の16:59発となります。乗り遅れたら大変なことになります。
この駅でお会いしたおばあさんは美作加茂駅で降りられたので車内でお別れし、私は倉敷の実家への帰路につきました。
ほかの聖地巡礼も行きたいね!
のんのんびよりの聖地は埼玉や和歌山にもあるらしいよ
おまけ
倉敷の実家に無事にたどり着いて、駅ノート風に伝説の剣で戦うれんちょんを描いてみました。