今回は、三陸鉄道の佐羽根駅で途中下車してみました。海岸沿いを走るイメージがある三陸鉄道ですが、このたび訪問した佐羽根駅は山間部に位置しています。秘境感が漂う場所ではありますが、実は全然さびしくないユニークな駅です。
ひさびさに秘境駅で降りてみるよー
この駅、前から来てみたかったんだよね
↓前回の記事では、三陸鉄道・浪板海岸駅で途中下車しました。
動物たちがお出迎えしてくれる駅
三陸鉄道に乗車して佐羽根駅で途中下車しました。宮古方面から長いトンネルを抜けて降り立ったこの駅ですが、単式ホームの山間の静かな小さな駅という雰囲気。例によって例のごとく、自分以外に誰も降りる人がいないという状況です。
ホームを見渡すと、この駅には動物たちが立っていますね。佐羽根駅を盛り上げる動物駅員たちです!
かわいい動物がいっぱい!!
木彫りで作られてるんだって
駅名標には、おサルさんがよじ登ってます。この駅の雰囲気なら本物のおサルさんくがいても不思議じゃないですね。
待合室の前では、タヌキさんやウサギさんがこっちに手を振ってくれるんですよ~。かつて三陸鉄道に乗車したとき、列車の車窓越しにこの様子が見えて、この駅で降りてみたいと思っていました。今回は、ひとつ目標を達成しました。
待合室に入ってみます。どうやって窓から動物が見えるようになっているんだろうかと思えば、なるほどこうなっていたんですね。
窓の高さに合わせて台が作られてたんだね
手品のタネあかしをされた気分
待合室の壁面には、東京スカイツリーの絵があります。何か特別な思い入れでもあるのでしょうか。ここからだと結構遠いと思いますが、いつか東京スカイツリーに遊びに来てくださいね。
川のせせらぎが聞こえる秘境感ある駅周辺
駅の周りも少し歩いてみることにします。先ほどまでいた駅は、この長い階段を上ったところにあります。
駅の周りは、ほとんど民家はないですね。集落は川を渡った向こう側にあります。誰もいないですし、ちょっとくらい恥ずかしいこと叫んでも聞いている人はいないかも?
爆ぜろリアル弾けろシナプス バニュッシュメント・ディス・ワールド!
誰もいないからって中二病やめなさいよ
駅の近くは田代川が流れています。川のせせらぎの音は、静かな駅の待合室にいても聞こえてきます。列車の旅は不思議なことに、こういう何でもないような景色が良いなぁって思えたりするものです。
今回の駅ノート
佐羽根駅にも駅ノートが設置されていました。私個人的には、こういう誰もいない駅で駅ノートと向き合うというシチュエーションが好きです。
今回の題材は、やはり佐羽根駅の動物たちです。たくさんいる動物たちの中でも、このクマさんはインパクトあるように見えました。かわいい顔しているような、ちょっと怖いような・・・。それにペンキとハケも持ってます。
駅ノートイラストは少しコミカルな感じにしてみました。クマ出てきたら、そりゃビックリもするでしょ!
マジであせった・・・クマいるわ、ペンキ散るわ
これが本物のクマだったら、それはそれはえらいことに
ところでこのクマさん、 なんでペンキとハケを持っているかというと、「熊出没注意」の看板を自ら書いたという設定のようなんです。実は優しいクマさんです。いやはや、そうとは知らず適当な絵を描いてしまって申し訳ありませんでした。
(詳しくは、下記の三陸鉄道のブログをご参照ください。)
駅ノートに描いているうちに、日は沈んでしまって辺りは真っ暗です。そろそろ撤収するとしましょう。この動物たちのポーズはお見送りにも見えますね(夜は野生感が出てきて、ちょっと怖いけど)。それじゃあまた来ますね~。
宮古駅で黒字化を応援するクロジカ君
佐羽根駅の動物駅員にはシカさんもいたはずなのですが、見つけられずじまいでした。どこかへ脱走してしまったのだろうかと思っていたら、宮古駅で生まれ変わりと思われる「クロジカ君」を発見しました。その名にちなんで三陸鉄道の「黒字化」を応援しています。