今回は梅雨の時期らしく、あじさいの名所とされる松戸市にある本土寺へまいります。「あじさい寺」と呼ばれるほど有名で、松戸市にこんなスポットがあるとは初耳でしたが、日帰り散歩の感覚で行ってみました。
松戸って 何かあるの?
あじさいっていえば鎌倉じゃなくて?
松戸に北の鎌倉って呼ばれるくらいの名所があるらしいの
北小金駅から本土寺の参道へ

今回降り立ったのは、常磐線の北小金駅です。いつもは快速で飛ばしていた常磐線の各駅停車の区間にあります。駅前にイオンがあって住むには良さそうなところです。

北小金駅を北口から出て歩いていきます。道路沿いに駐輪場などあって、よくある駅前の風景って感じです。

道なりに3分ほど進むと、急に並木道に突入しました。本土寺の参道になっているようです。こんなに駅に近いところから整備されているとは、さぞかし立派なお寺なのでしょう。

参道を進んで行くと赤い門に到着、本土寺の入り口に立つ仁王門です。
駅からは道なりで 全然迷わなかったね
きっと すごいお寺なんだよ
あじさい寺 本土寺を参拝

参拝料は、大人(中学生以上)500円となります。あじさいや紅葉の季節は参拝料がかかりますが、特に花が咲いていない季節などは無料のようで、商売上手なお寺です。

受付を済ませて中に入ると、境内は広々していて、まっすぐ正面に本堂があります。

本堂に向かって左手には、石段の先に五重塔がそびえ立っています。早くもあじさいが咲いているのがところどころに見えます。

ちょうど石段のところに、あじさいが咲いているので、割と写真が撮りやすいスポットと思います。
インスタ映えの写真が撮れそうですわ
なんだか鎌倉っぽいの

続いて、本堂へと石段を登っていきます。こちらの石段もあじさい彩られています。

本土寺は日蓮宗の本山のひとつで、創建は鎌倉時代にさかのぼります。もとは源氏の名門・平賀氏の屋敷跡とのことで由緒ある寺院のようです。

本堂でのお参りを終えて、順路にしたがって歩いていきます。回廊の下をくぐって進んで行きます。

境内は本堂から東側に向けて広がっているようです。入り口付近と比べてあじさいが増えてきて、あちらこちらで咲いているのが楽しめました。
お花たくさん咲いてる~
きれいなの~

細い坂道に沿って竹林が広がっていて、こちらもなかなか風流な雰囲気です。

竹林あたりで咲いているあじさいが元気に咲いていて見ごろのようでした。紫や水色のものが多く咲いています。
菖蒲園

坂道を下ると、一面に花菖蒲の水田が広がっています。あじさいだけでなくて、花菖蒲も楽しめます。6月はうまくいくと、どちらも見頃が重なるかもしれません。

菖蒲園の中は、細い木道の上を渡っていきます。菖蒲の見どころとしても、かなり本格的です。
こういうのって落ちそうで怖いの
私にしっかり抱きついても いいんですのよ

そして小粋な料亭のような通路を進んで行きます。どこを撮っても絵になりそうな素敵なお寺です。
像師堂

菖蒲園を抜けると石像が建てられている傍に、像師堂が建っています。京都で日蓮宗の布教を行った日像上人をお祀りしているとのことです。

ここはまた雰囲気が違っていて、新緑に覆われて静かにたたずんでいる寺院という雰囲気でした。

こちらの箒をもったお地蔵さんは、お願い地蔵と呼ばれているそうです。
小さいのも 全部お地蔵さんだよ!
こんな軍勢を従えるなんて圧倒的なカリスマ

これでひと通り本土寺をぐるっと回りました。広い境内でいろいろと省略したところもあります。あじさい寺として知られる名所ですが、春は桜、秋は紅葉と四季折々の見どころがあるようです。
本格派カレーのお店へ

本土寺を巡った後は、流鉄の小金城趾駅のほうへ移動、本格派カレーの店「インディー28」さんでランチにしました。
梅雨はやっぱりカレーですね
え?初めて聞いたけど カレーおいしいよね

メニューのなかでいちばん上に書かれていたビーフカレーを注文しました。ライスはきれいな黄色のサフランライス、カレーはお好みの辛さを選べます。

カレーのルーはさらさらで、ほとんどスープという初めて見るタイプです。しかし、しっかりとスパイスが効いていて、これまでとはちょっと違ったクセになりそうな美味しさでした。

食後は辛さが残っているところに、口直しに小さなアイスクリームも付いてくるという心づかいでした。口の中がさっぱりリセットされます。

流鉄線の北小金駅に到着して、本日の松戸の日帰り散歩はゴールです。
これまで通過していただけのエリアでしたが、ここにもあじさいの見どころがあって意外な発見でした。