今回は、岩手県の北上駅と秋田県の横手駅をつなぐ北上線に乗車します。
のんびり田園風景を走る路線で沿線には湯田温泉峡などの温泉地もありますが、今回は観光的な要素は抜きで駅ノートにイラストを残しながら乗り通したいと思います。
東北ってなんか久しぶりじゃない?
緊急事態宣言であんまり移動できなかったからね
北上駅から出発
はじまりは東北本線と北上線が分岐する北上駅です。東北新幹線も停まるこのあたりでは比較的大きな駅です。
0番線の切り欠きホームから北上線は発車します。この日は乗車する人も多くて、満席状態でした。北上線ってこんなに人気路線でしたっけ。ちょうど秋の行楽のシーズンと重なった感じでしょうか。
思ったより乗ってる人多くて全然座れなかったんだよね
紅葉とか見れるのかな?
北上駅を発車してしばらくは、平地の街の中を走っていきます。どの駅もぽつりぽつりと乗り降りをする方がいるような感じでした。
秋も深まってきたころで、田んぼの稲が色づいています。横川目駅を出ると周りの景色も次第に山深くなってきました。
和賀仙人駅で下車
ちょっと変わった駅名が付いている和賀仙人駅で降りてみました。
仙人?和歌読むの? ここはどこ おなかすいたよ かえりたい
投げやりな五・七・五だね いま着いたばっかりだし
山に抱かれるように駅が位置しているような感じに見えます。仙人というのは、このあたりの地名であり、近くには仙人山という山もあるようです。
駅舎は普通の一軒家みたいな外観です。手前の小さいほうの建物はトイレでした。
待合室は出窓のところにいろいろと小物が置かれていて、丁寧な飾りつけがされています。綺麗好きなおばあちゃんが手入れしたような雰囲気の待合室でした。
かわいいぬいぐるみ!
どっかで見た気がするけど思い出せない
この駅には駅ノートが置かれていましたので、イラストを書き残していました。緊急事態宣言が長く駅ノートが久しぶりで、しばらく描き方を思い出せずにいました。定期的にやっていないと感覚が鈍るものなのですね。
ゆだ錦秋湖駅で下車
続いてひと駅となりのゆだ錦秋湖駅へやってきました。その名のとおり、錦秋湖が近くに合って、湖のほとりを散策など気持ちが良さそうです。
1面1線のホームに小さな駅舎がポツンと建っている駅です。背後に見える山がきれいな形をしているような気がします。
なにやらどんよりした雲が覆ってきて、怪しげな天気になってきました。小雨もぱらついてきたので、待合室に退避して駅ノートを描きたいと思います。
ゆだ錦秋湖の駅ノートは、大海あすかさんが描かれたイラストの構図を真似して、いろんな絵師さんがオマージュのイラストを描かれています。駅ノートバトルと呼ばれていますが、今回はおそれ多くも参戦してきました。
背景は絵師さんによって、トンボが飛んでいたり、カブトムシが飛んでいたり、飛行機が飛んでいたりと様々で、いったい何を描いてよいものか悩まされました(笑)
あんなところに未確認飛行物体!
いやいや、飛んでなかったよね
駅ノートを描いていたら、いつの間にか真っ暗になっていました。秋の日はつるべ落とし、あっという間に日が暮れてしまいます。せっかくだから錦秋湖を見ようかと思いましたが、これではかないませんね。
代わりに6年前に北上線に乗りに来た時の錦秋湖の写真を載せておきます。
昔に安物のカメラで撮ったやつだけど許してね
ほっとゆだ駅で日帰り温泉
次のほっとゆだ駅で途中下車しました。西和賀町の主要駅で、温泉施設の「ほっとゆだ」が併設されています。
せっかくここまで来たので、ひとっ風呂浴びていくとします。浴場に鉄道の信号機があって、列車の発車がどれくらい近づいたかで色が変わるというおもしろい工夫がされています。
お湯は「ぬるめ」「ふつう」「あつめ」3つありますが、「ふつう」で十分熱く、「ぬるめ」でちょうどよかったです。
あつめって めっちゃ熱いじゃん
これ入れる人いるのかな
ゆったりしていたら、すっかり遅くなってしましました。車両はがらがらでほとんど貸し切りです。
横手に到着して、北上線の乗り鉄の旅も終了です。それほど長い路線じゃないので乗り通すのは楽なのですが、次に来るときは途中の湯田温泉で一泊してみたいです。
ホントに観光なしのガチだったね
今後は温泉に泊まってゆっくりしたいー