今回は、陸羽東線に乗車して宮城県の紅葉の名所の鳴子峡に行ってきました。訪れたのは10月の下旬、例年よりやや色付きが遅く、紅葉の見頃には少々早かったかもしれませんが、なかなかの絶景が見られました。
鳴子温泉ってすごい前に行ってたよね
鳴子峡は行ってなくて 初めてなんだよ
陸羽東線で鳴子峡へ
陸羽東線は宮城県側の小牛田駅から乗ることが多いですが、今回は山形県側の新庄駅から乗車しました。奥の細道湯けむりラインの愛称のとおり、沿線には鳴子温泉をはじめ温泉地が多くあります。
車窓の外は稲刈りが終わったころで秋らしい風景が感じられました。紅葉がきれいであったり温泉があったりで、個人的には陸羽東線は秋を連想してしまう路線です。
今回は鳴子温泉のひと駅隣の中山平温泉で下車しました。紅葉の季節は鳴子温泉と中山平温泉の間を鳴子峡経由のバスが出ていています。
ただ今回はちょうどよい時間にバスがなく少々歩くとします。鳴子峡までは中山平温泉駅から歩いて25分程です。鳴子峡といいますが、実は鳴子温泉駅よりは中山平温泉駅の方が近いです。
え? 歩くの?
なぜか14時台だけバスがないんですけど
鳴子峡中山平温泉口バス停が、鳴子峡の最寄りになります。さすがに往復徒歩はつらいので、時間を調べて帰りはバスに乗車することにいたしましょう。
回顧橋への遊歩道
鳴子峡レストハウスの方向に向かって「鳴子峡入口」との看板があったので、こちらへと向かってみます。回顧橋まで遊歩道が整備されているらしいです。
遊歩道は9:00~16:00まで開放されています。終わりの時間が意外と早いところは注意です。
時間見ておかないと 16時きちゃうかも
そしたら閉じこめられて 出られないとか
遊歩道の途中は階段をずっと下っていくような形になっています。途中で短い橋があって水音が聞こえてきました。
渓谷に水が流れて小さな滝になっています。水辺があると癒されますよね。
上の方を見上げると、大深沢橋が見えました。鳴子峡でお馴染みの構図です。今年の紅葉は少し遅い感じでしたが、このあたりの木々は色づき始めていました。
遊歩道といっても350mほどでそんなに長距離を歩くこともなく終了です。ゆっくり歩いても10分程度だと思います。
あれ もうゴールなんですけど
なんかすぐ着いちゃったね
遊歩道の終点では、巨大な岩や切り立った渓谷の様子が良く見えます。手前の「手筥石」は見上げるのも大変なほどの高さです。
深い渓谷をいろどる紅葉が楽しめる、さすが人気の絶景のスポットでした。遊歩道を引き返して、先ほど見えた大深沢橋へ行ってみます。
大深沢橋の上から
遠目に見ると絵になる大深沢橋ですが、橋の上は特に何の変哲もないです。ここからは鳴子峡の渓谷と陸羽東線の線路が見え、紅葉の中を列車が通る写真が狙えます。それなりに人が集まっているのかと思うと、なんと誰もいない状態でした。
こちらはわりと紅葉が進んでいて、深い渓谷が全体的に色づいてきていて綺麗な景色です。真ん中にポツンと小さく見るのが陸羽東線の線路です。
すごい ここ絶景じゃん!
もうちょっとで列車くるみたいだよ
警笛の音が聞こえたと思ったら、列車がやって来ました。車窓の景色を楽しめるように徐行運転をしているようです。こうやって見るとすごいところを列車は通っているのですね。普段は撮り鉄はあまりしないのですが、なんとか撮れました。
帰りはバスで鳴子温泉駅へとやってきました。気がつけば日が落ちて暗くなってきました。今回はここらで帰路に就きたいと思います。
鳴子温泉に来ると鳴子まんじゅうを食べたくなります。数年前に初めて来たときに何気なくかったのですが、もちもちの皮とほどよい甘さのこしあんが美味しいです。次来たときにまた食べていると思います。
栗だんごもおいしいって聞いたよ
じゃあ 次はそれも食べよう!