もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

呉線に乗車して呉駅で下車しました

 新型コロナウイルス感染拡大防止により外出自粛しておりますので、今回も過去の旅行記です。2017年に乗車した呉線の乗車記です。呉駅で途中下車して大和ミュージアムを訪問しました。

 呉線は、三原~広島の海沿いを走る路線で、「瀬戸内さざなみ線」という愛称もつけられています。その名前に負けないくらい車窓からの海の景色も美しいです。

 

瀬戸内海の景色がきれいなんだよ

ほえ~楽しみ~

 

三原駅から呉線に乗車

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 広島県の三原駅へやって来ました。山陽新幹線も停車する比較的大きな駅です。在来線は三原駅から広島方面へ向けて、山越えルートの山陽本線、海沿いルートの呉線に分岐します。今回は海沿いの呉線に乗車します。

 

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 三原駅からの呉線の列車は、およそ1時間に1本程度であまり本数が多くはありません。この日は年末であったこともあり、列車の中はかなり混雑しておりました。

 

山陽地方の列車って黄色が圧倒的に多いけど

瀬戸内の太陽をイメージしたって触れ込みらしいよ

 

瀬戸内海の景色が美しい

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 列車は三原駅を出発すると、さっそく瀬戸内海の景色が見えてきます。三原~広島方面に向かうと、車窓の景色が楽しめるのは最初のほうに集まっています。須波駅のあたりでは、海沿いが公園になっていて車窓からの風景もすばらしいですね。

 

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 次の安芸幸崎駅で、外国の方が数人降りて行きました。ワンマン列車の降り方が分からなかったらしく、一番前のドアから降りるということを見振り手振りで教えると猛ダッシュで行ってしまいました。

 

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 安芸幸崎を出発すると、次の忠海までの間で列車は海の際を走っていきます。手を伸ばしたら、海に手が届くのではないかと思うくらい、すれすれを走っていきます。このあたりの車窓が個人的には一番の見どころだと思います!

 

海!すぐそこじゃん! 

列車の中からも透明に見える!

 

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 忠海駅では、かなり多くの乗客が降りていきました。忠海からは、大久野島を経由して、しまなみ海道の大三島へ向かうフェリーが出ているので、その乗り継ぎではないかと思います。

  大久野島は近頃は観光地として有名ですが、島には何百羽というウサギが生息しています。また、戦時中は毒ガスを製造していたことでも知られており、私も中学生の頃に課外学習で訪れたかとがあります。

 

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 その後、列車は海から少々離れて走って竹原駅へと到着です。竹原はタイムスリップしたかのような古い街並みが有名です。今回は通過しましたが、いつか下車して街歩きをしてみたいです。

 

何年か前に某携帯会社のCMでやってたよね

時が逆戻りしたみたいだ...ってね

 

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 安芸津のあたりから、また海の景色がちらほらと見えてきます。湾岸は工業地帯となっているようで、クレーンの姿が見えてきました。

 

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 そして、安芸川尻~仁方駅の間で、また瀬戸内海に接近して、海に浮かぶ島々が見えてきます。呉線の景色は見ごたえがあり、瀬戸内海を臨む路線としてはイチオシです。

 

景色がきれいだったね!

海の眺めがじっくり楽しめるの

 

広駅で乗り継ぎ 

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 列車の終点の広駅へと到着です。呉線を通しで走っている列車は少なく、多くの場合は広駅で乗り継ぎが必要となります。ここからは、いわゆる広島シティネットワークに組み込まれて、広島方面への列車の本数がぐっと増えます。

 

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 広島地区を走る227形「レッドウイング」へと乗り継ぎます。いまだに国鉄型が全盛の岡山が出身の私からすると、この車両を見るたびに隣の芝生は青いという気持ちにさせられます。

 

これがうわさの新型車両

広島といえば赤なのかな

 

呉に到着 大和ミュージアムへ

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 呉線に乗車したので、路線名にもなっている呉駅で下車してみました。列車のアナウンスを聞いていると、呉のイントネーションは「くれ(↑)」と後ろにアクセントがあるようでしたが、地元では一般的なのでしょうか。

 

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 呉といえば、やはり有名なのは海軍ですね。駅から少し歩くと、大和ミュージアムがありましたので、こちらへ行ってみました。

 隣には巨大な潜水艦が見えてきますが、これは海上自衛隊史料館となっています。残念ながらこの日はお休みでした。

 

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 大和ミュージアムのメインは、10分の1スケールの戦艦「大和」です。10分の1といっても全長は26.3メートルありますので、結構な迫力です。

 

これがあの宇宙戦艦

それじゃないよ...

 

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  零戦62型も展示されています。これはレプリカではなくて本物の零戦で、琵琶湖に不時着水したものを引き揚げられたものらしいです。

 

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 屋外には潜水調査船「しんかい」も展示されています。600mの深さまで潜水することができるらしいです。 

 

いかんし!

これは逆から読むんだよ

 

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 大和ミュージアムの外側は海に面した広場になっていて、停泊している船を眺めてのんびりできます。港町の呉にやってきたという雰囲気が満喫できるスポットです。

 

                                      

 

 以上、呉線に乗車して呉駅で下車した旅行記でした。

 呉線では長らく観光列車「瀬戸内マリンビュー」が走っていましたが、こちらは運行終了して、2020年秋に後継の「etSETOra(エトセトラ)」が運行する予定となっています。どんな列車が走るのか楽しみです。